戸籍謄本は、家族関係や法的手続きを進める際に必要となる重要な公的書類です。しかし、その取得方法や手続きには戸惑うことも少なくありません。
そこで、戸籍謄本の取り方について気になる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、戸籍謄本の取り方について以下の点を中心にご紹介します!
- 戸籍謄本の取り方
- 戸籍謄本を取れる人
- 戸籍謄本を取るのにかかる費用
戸籍謄本の取り方について理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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相続手続きで必要な戸籍謄本の種類

相続手続きを進める際には、故人(被相続人)の身分関係を証明するために、複数の種類の戸籍謄本を取得する必要があります。以下に、それぞれの種類と役割を解説します。
1. 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)
- 概要: 現在の戸籍に記載されている全員の情報が記載されています。
- 目的: 被相続人の婚姻状況や子どもなどの法定相続人を確認します。
- 注意点: 取得するのは、被相続人が死亡時点で登録されていた戸籍です。
2. 除籍謄本
- 概要: 戸籍に記載されていた全員が婚姻や死亡などで戸籍から抜けた(除籍となった)場合に作成される戸籍。
- 目的: 過去の身分関係をさかのぼるために使用します。
- 注意点: 婚姻や転籍などにより除籍となった戸籍を確認することで、相続人の漏れを防ぎます。
3. 改製原戸籍
- 概要: 戸籍制度の改正に伴い、新しい形式に改製される前の戸籍
- 目的: 改製後に記載が省略された情報を確認します(例: 古い婚姻記録など)。
- 注意点: 被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍をそろえるには、改製原戸籍が必要になる場合があります。
4. 戸籍の附票
- 概要: 本籍地と住所地の対応を記載した記録
- 目的: 被相続人がどこに住んでいたかを確認し、財産の所在などを調査します。
- 注意点: 相続財産が特定できない場合や、金融機関や不動産の名義変更で必要になることがあります。
5. 相続人全員の現在の戸籍謄本
- 概要: 現在の戸籍に記載されている相続人の情報。
- 目的: 相続人の人数と続柄を証明します。
- 注意点: 相続放棄や限定承認を行う際にも必要です。
取得のポイント
- 出生から死亡までのすべての戸籍を収集: 被相続人の出生から死亡までの記録を確認するために、上記すべての戸籍謄本が必要です。
- 法改正や転籍の影響を考慮: 被相続人が転籍を繰り返している場合や、戸籍法の改正が影響する場合は、改製原戸籍や除籍謄本の収集が不可欠です。
相続手続きで必要な戸籍の種類は、被相続人の状況や相続人の数によって異なります。事前に家庭裁判所や税理士、司法書士に確認し、不足がないように準備することをおすすめします。
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戸籍謄本の取り方

戸籍謄本を取得する方法は、本籍地で取得する場合と、本籍地以外で取得する場合で異なります。以下にそれぞれの手順を解説します。
本籍地での取り方
役場に訪問する
- 本籍地の市区町村役場に直接訪問し、窓口で申請します。
- 必要な情報として、本籍地の住所、筆頭者の氏名を事前に確認しておきましょう。
必要書類を持参する
- 本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの顔写真付き公的書類が必要です。
- 手数料: 通常、1通あたり450円程度(自治体により異なる)を現金で支払います。
申請書の記入
- 窓口で配布される申請書に必要事項を記入します。記入内容には、本籍地、筆頭者名、必要な書類の種類(戸籍謄本や除籍謄本など)を含めます。
即日発行
- ほとんどの場合、その場で戸籍謄本が発行されますが、窓口の混雑状況により時間がかかることもあります。
本籍地以外での取り方
本籍地が遠方にある場合や訪問が難しい場合、以下の方法で取得できます。
- 郵送での取得
- 申請手順: 本籍地の市区町村役場に、以下の書類を郵送します。
- 申請書: 役場のホームページからダウンロード可能
- 本人確認書類のコピー: 運転免許証、マイナンバーカードなど
- 手数料分の定額小為替: 郵便局で購入
- 返信用封筒: 自分の住所を記入し、切手を貼付したもの
- 申請内容に不備がなければ、数日~1週間程度で自宅に郵送されます。
- 申請手順: 本籍地の市区町村役場に、以下の書類を郵送します。
- 広域交付による取得
- 最寄りの役場での取得: 2024年から導入された広域交付制度を利用し、本籍地が異なる場合でも最寄りの市区町村役場で戸籍謄本を取得できる場合があります。
- 注意事項: 本籍地がコンピュータ化されていない自治体では対応していない場合があります。
- コンビニ交付サービス
- 本籍地の役場がコンビニ交付に対応している場合、マイナンバーカードを利用して最寄りのコンビニエンスストアで取得できます。
- 必要なもの: マイナンバーカード、暗証番号
- 注意事項: 事前に本籍地の役場がサービス対応しているか確認が必要です。
戸籍謄本の取り方について気になる方も多いのではないでしょうか? 本記事では、戸籍謄本の取り方について以下の点を中心にご紹介します! 戸籍謄本とは 戸籍謄本の取り方 本籍地以外での戸籍謄本の取り方 戸籍謄本の取り[…]
市役所での戸籍謄本の取り方

市役所で戸籍謄本を取得する方法について、必要な手順と注意点を以下にまとめます。
1. 本籍地の市役所での取得
戸籍謄本は、原則として本籍地がある市区町村役場で取得します。事前に本籍地の正確な住所と筆頭者(戸籍の最初に記載された人)の情報を確認しておきましょう。
必要なもの:
- 本人確認書類
運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの顔写真付きの公的身分証明書 - 手数料
戸籍謄本の取得には手数料(1通あたり450円程度、自治体により異なる)が必要です。 - 申請書
市役所で配布される申請書に、本籍地、筆頭者名、必要な書類の種類(戸籍謄本・除籍謄本など)を記入します。
手順:
- 市役所窓口で申請書を受け取り、必要事項を記入
- 本人確認書類を提示し、手数料を支払う
- 申請内容を窓口で確認後、即日発行されます(混雑状況により待ち時間が発生する場合があります)。
2. 本籍地以外の市役所での取得(広域交付)
2024年以降、一部の市役所では「広域交付」により、本籍地以外の市区町村役場で戸籍謄本を取得できる場合があります。
条件:
- 本籍地がコンピュータ化された自治体であること
- マイナンバーカードを持参すること(顔写真付きで暗証番号が設定されているもの)
注意点:
- 代理人が申請する場合は広域交付の対象外です。
- 対応していない自治体もあるため、事前に確認が必要です。
3. 代理人による取得
代理人が取得する場合、以下の書類が必要です。
- 委任状
本人の署名・押印があるもの - 代理人の本人確認書類
運転免許証やマイナンバーカードなど
注意事項
- 手続きが混雑する場合があるため、余裕をもって訪問することをおすすめします。
- 事前に市役所のホームページで手続きに必要な書類や受付時間を確認するとスムーズです。
市役所での戸籍謄本取得は比較的簡単ですが、事前準備をしっかり行うことで手続きがスムーズに進みます。
戸籍謄本を取れる人

戸籍謄本を取得できるのは、法律で定められた特定の範囲内の人に限られています。以下に、取得可能な人の条件を詳しく説明します。
1. 戸籍に記載されている本人
- 戸籍に記載されている人は、自分の戸籍謄本を取得することができます。
2. 戸籍に記載されている人の直系親族
- 直系親族: 両親、祖父母、子、孫など、縦の血縁関係にある親族
- 兄弟姉妹やおじ・おばなどの傍系親族は原則取得できません。
3. 法定代理人
- 未成年者や成年後見人の代理人としての立場が認められている場合に取得可能です。
4. 正当な理由のある第三者
- 正当な理由が認められる場合、第三者でも戸籍謄本を取得できますが、正当性を証明する資料(例: 委任状、裁判所の許可など)の提出が求められます。
- 例: 相続手続きで相続関係を証明するため、相続人が取得する場合
5. 委任を受けた代理人
- 本人や直系親族の委任を受けた代理人は、委任状を提出することで戸籍謄本を取得できます。
- 必要書類: 委任状(署名・押印済み)、代理人の本人確認書類。
取得の際の注意点
- 本人確認書類
- 取得者は運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を提示する必要があります。
- 正当な理由の証明
- 第三者が取得する場合、正当性を示す資料が求められます。資料が不十分だと申請が拒否される場合があります。
- 委任状の正確性
- 委任状は本人の意思を証明する重要な書類のため、不備がないよう注意してください。
戸籍謄本の取得は、個人情報保護の観点から厳しく管理されています。不明点がある場合は、役所に直接確認することをおすすめします。
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戸籍謄本を取るのにかかる費用

戸籍謄本を取得する際には、手数料が発生します。費用は全国的にほぼ統一されていますが、自治体によって若干の違いがある場合があります。以下に詳細を説明します。
1. 手数料の基本額
- 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書): 1通あたり450円程度
- 戸籍抄本(戸籍個人事項証明書): 1通あたり450円程度
- 除籍謄本・改製原戸籍: 1通あたり750円程度
2. 費用の支払い方法
- 窓口申請
- 現金で支払います。役場によってはクレジットカードや電子マネーの利用が可能な場合もありますので、事前に確認してください。
- 郵送申請
- 必要金額分の「定額小為替」を郵便局で購入し、申請書と一緒に送付します。
- コンビニ交付
- コンビニ交付サービスを利用する場合、費用は窓口申請と同額(450円程度)で、支払いは現金やクレジットカードが可能です。
3. 注意点
- 一部の自治体では独自の料金が設定されている場合があります。
- 郵送申請の場合は、返信用封筒の切手代が別途必要です。
- コンビニ交付はマイナンバーカードが必要で、対応している自治体に限られます。
4. 無料になるケース
以下の場合には、費用が免除されることがあります。
- 生活保護受給者で、申請の目的が特定の手続きに限定されている場合(例: 相続関連手続き)
- 法律に基づく裁判所の命令など、特別な理由がある場合
取得する際は、手続き方法や自治体ごとの詳細を確認しておくとスムーズです。
戸籍謄本の取り方に関するよくある質問について

ここでは戸籍謄本の取り方に関するよくある質問について紹介します。
戸籍謄本は市役所でとれる?
戸籍謄本は、市役所の窓口で取得することができます。以下に、市役所で戸籍謄本を取得する際の手続きや注意点をまとめます。
1. 本籍地の市役所での取得
- 基本条件: 戸籍謄本は、原則として本籍地が所在する市区町村役場で発行されます。
- 必要な情報: 本籍地の住所と筆頭者の名前を事前に確認しておきましょう。
2. 必要なもの
- 本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの顔写真付き身分証明書が必要です。
- 手数料: 通常、1通あたり450円程度(自治体により異なる)
- 申請書: 市役所で配布される申請書に、本籍地や筆頭者名、必要な書類の種類を記載します。
3. 本籍地以外の市役所で取得可能な場合
- 一部の自治体では「広域交付」に対応しており、本籍地以外の市区町村役場でも戸籍謄本を取得できる場合があります。
- ただし、対応するには以下の条件が必要です。
- 本籍地がデジタル化されていること
- 申請者がマイナンバーカードを所有していること
4. 取得手順
- 市役所の窓口に行き、申請書に必要事項を記入します。
- 本人確認書類を提示します。
- 手数料を支払います。
- 即日発行される場合が多いですが、混雑状況により時間がかかることもあります。
5. 注意点
- 本籍地が市役所のデータに登録されていない場合、取得できないことがあります。その場合は、本籍地の役場に郵送で申請する必要があります。
- 代理人が申請する場合は、委任状が必要です。
市役所は戸籍謄本取得の主要な窓口ですが、事前に手続き内容を確認しておくとスムーズに進められます。
戸籍謄本を取る時印鑑は必要?
戸籍謄本を取得する際に印鑑が必要かどうかは、自治体や申請内容により異なります。以下に詳細を説明します。
1. 一般的な窓口申請の場合
- 認印が必要な場合が多い
戸籍謄本を申請する際、申請書に押印が必要となることがあります。この場合、認印で問題ありません。ただし、一部の自治体では印鑑を求めない場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。 - シヤチハタは使用不可
シヤチハタなどのインキ浸透印は不可とする自治体が多いため、認印を準備してください。
2. 印鑑が不要なケース
- 自治体によっては不要
最近では、印鑑を不要とする自治体も増えており、署名のみで手続きが可能な場合があります。窓口で確認することをおすすめします。
3. 代理人が申請する場合
- 代理人の印鑑が必要
代理人が戸籍謄本を申請する場合、委任状に代理人の印鑑が必要となります。また、申請書にも代理人の押印が求められることがあります。
注意事項
- 事前確認を推奨
手続きする役所によって印鑑の要否が異なるため、事前に確認することで手続きがスムーズになります。 - 本人確認書類を忘れずに
印鑑に加えて、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必須です。 - オンライン申請の場合
マイナンバーカードを用いたオンライン申請では、印鑑は不要です。
戸籍謄本を取得する際に印鑑が必要な場合がある一方で、簡略化されている自治体も増えています。事前準備を整え、スムーズに手続きを進めましょう。
戸籍謄本は当日発行できる?
戸籍謄本は、通常、必要な手続きを行うことで当日発行が可能です。ただし、以下の条件や状況によって、当日発行ができない場合もあります。
1. 当日発行が可能な場合
- 本籍地の役所で手続きを行う場合
本籍地の市区町村役場で必要書類を提出すれば、多くのケースで即日発行されます。 - 手続きがスムーズな場合
提出書類に不備がなく、窓口の混雑が少ない場合は、その場で交付されることが一般的です。
2. 当日発行が難しい場合
- 本籍地が遠方の場合
本籍地以外の市区町村役場では、広域交付制度が利用できない限り、戸籍謄本の即日発行はできません。この場合は、郵送やオンライン申請が必要になります。 - 特別な調査や手続きが必要な場合
申請内容に不明点がある場合や、戸籍が複数にわたる場合には、時間がかかることがあります。 - 役所の閉庁日や時間外の場合
土日祝日や役所の業務時間外では手続きが行えません。役所の受付時間内に訪問する必要があります。
3. 取得をスムーズにするためのポイント
- 必要書類を揃える
- 戸籍交付申請書
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 手数料(現金または定額小為替)
- 事前に役所に確認する
手続き可能な時間帯や混雑状況を確認しておくと、スムーズに手続きが進みます。
4. 広域交付やコンビニ交付を利用する場合
- 広域交付: 本籍地以外でも一部の役所で戸籍謄本が発行可能。ただし事前に確認が必要です。
- コンビニ交付: マイナンバーカードを使用して、対応するコンビニで取得可能。こちらも即日利用できます。
戸籍謄本の取り方についてのまとめ

ここまで戸籍謄本の取り方についてお伝えしてきました。
戸籍謄本の取り方の要点をまとめると以下の通りです。
- 戸籍謄本の取り方は、本籍地では役所などで手続きを行い、本籍地以外であれば郵送で取り寄せるという方法がある
-
戸籍謄本を取れる人は、戸籍に記載されている本人や直系親族が取ることができる
- 戸籍謄本を取るのにかかる費用は、一通あたり450円
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


