故人のマイナンバーはどうする?返却が必要?相続の手続きとの関係について解説

故人のマイナンバーに関する取り扱いは、相続手続きの中でも特に注意を要する部分の一つです。
日本におけるマイナンバー制度は、個人の識別と行政手続きの効率化を目的としていますが、その方が亡くなった後のマイナンバーはどうなるのでしょうか?

この記事では、故人のマイナンバーについて以下の点を中心にご紹介します!

  • 故人のマイナンバー
  • 相続手続きにおけるマイナンバーの利点
  • マイナンバー導入後の相続の変化

故人のマイナンバーについて理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

目次
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マイナンバーとは

マイナンバー制度は、日本国内に住むすべての個人に対して、一意の番号を割り当てる国の制度です。
このシステムは、行政手続きの簡素化、効率化を目的としています。

マイナンバーは、個人を識別するための重要なツールとして、税金や社会保障、災害対策などの分野で広く利用されています。

マイナンバーとマイナンバーカードの違い

マイナンバー自体は、12桁の数字で構成される個人識別番号です。

一方、マイナンバーカードは、この番号が記載されたICチップ付きの物理的なカードであり、写真や個人情報が含まれています。
マイナンバーカードは公的な身分証明書としての機能を持ち、行政手続きだけでなく、日常生活の中での本人確認手段としても利用できます。

さらに、マイナンバーカードには健康保険証としての機能が追加されるなど、その用途は拡大しています。

引用:デジタル庁

故人のマイナンバーカード

故人のマイナンバーカードは、その方が亡くなった後、どのように扱われるべきか、遺族にとって重要な問題です。
マイナンバーカードは、個人の社会保障や税の情報を管理するための重要なツールであり、死後の取り扱いには注意が必要です。

故人のマイナンバーカードの扱い

故人のマイナンバーカード、通知カード、住民基本台帳カードの返却は必要ありません
しかし、相続などの手続きで故人のマイナンバーが必要になる場合があるため、手続きが完了するまでは保管し、その後は破棄することが推奨されています。

一方、つぐなびによると、死亡届を提出することでマイナンバーカードは自動的に失効されます。
返納する義務はありませんが、悪用を防ぐために自治体に返納することも選択肢として挙げられています。

返納手続きには、故人のマイナンバーカードや通知カード、返納届、返納手続きを行う人の身分証明書が必要です。

マイナンバーの返納

マイナンバーカードは、日本国民一人ひとりに割り当てられた個人識別番号を記載したカードであり社会保障、税、災害対策の分野で広く利用されています。

しかし、その持ち主が亡くなった場合、遺族はどのように対応すればよいのでしょうか?
特に、マイナンバーカードの返納に関しては、適切な情報が必要です。

マイナンバーカードの返納義務

行政書士スター相続相談所およびつぐなびの情報によると、死亡した方のマイナンバーカードや通知カードを市区町村役場に返納する義務は原則としてありません。
死亡後のさまざまな手続きでマイナンバーカードが必要になることがあるため、すぐに返納する必要はないのです。

返納を推奨する理由

しかし、相続手続きが完了した後は、マイナンバーカードを返納することが推奨されています。
これは、故人の個人情報の保護と、不正利用を防ぐためです。

カードには故人の顔写真、名前、住所、生年月日、性別などの個人情報が含まれており、これらの情報が悪用されるリスクを避けるためにも、返納が望ましいとされています。

返納手続きの方法

返納を希望する場合、必要な書類として、故人のマイナンバーカードや通知カード、返納届、返納手続きを行う人の身分証明書が一般的に必要です。
返納届は市区町村役場の窓口で入手できます。

ただし、自治体によっては返納手続きを行っていない場合もあり、その場合はカードを裁断してから家庭ごみとして処分することが推奨されています。

マイナンバーを使用する相続の手続き

相続の手続きは、故人の財産や権利義務を法的に承継する重要な手続きです。
この手続きを円滑に進めるためには、正確な情報の提供が不可欠であり、ここでマイナンバーカードの役割が注目されます。

マイナンバーカードの活用

マイナンバーカードは、故人だけでなく相続人の個人情報管理にも重要な役割を果たします。
故人のマイナンバーカードには、氏名、住所、生年月日、性別などの基本情報が記録されており、これらの情報は相続手続きにおいて必要不可欠です。

特に、宮崎県都城市では、死亡に関する手続きをサポートする「おくやみ窓口」を設け、マイナンバーカードを活用して手続きの負担を軽減しています。

相続手続きにおけるマイナンバーの利点

  • 情報の正確性:マイナンバーカードを用いることで、故人の情報を正確に手続きに反映させることができます。
    これにより、手続きのミスを減らし、スムーズな進行が可能になります。
  • 手続きの効率化:カードリーダーを通じてマイナンバーカードから情報を読み取ることで、申請書への記入負担が軽減され、窓口での待ち時間も短縮されます。
  • 手続きの漏れ防止:「おくやみ窓口」では、必要な手続きを一括して案内し、手続きの漏れを防ぎます。
    これにより、相続手続き全体の透明性と信頼性が向上します。

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マイナンバーを記載する手続き

相続税申告書にマイナンバーの記載は、現代の日本において避けて通れない手続きの一つです。
この義務は、相続または遺言による財産の引き継ぎがあった場合に、相続税の申告をする全員に適用されます。

マイナンバーの記載は、国税の賦課や徴収に関する事務の効率化を目的としていますが、個人情報の提供に関する不安を感じる方も少なくありません。

ここでは、相続税申告書のマイナンバーの記載方法と、申告書提出時のマイナンバーの取り扱いについて説明します。

相続税申告書にマイナンバーの記入が必要

平成28年1月1日以降に発生した相続または遺言による遺贈により財産を引き継ぐ場合、相続税の申告書には相続人全員のマイナンバーの記載が必要となります。
遺贈があった場合には、受遺者のマイナンバーも記入する必要があります。

マイナンバーの記入方法

相続税申告書におけるマイナンバーの記載場所は「第1表」に限定されています。
相続人が複数いる場合は、「第1表(続)」を用いて、2名ずつ枠を増やしていきます。

マイナンバーカードを所持している場合は、その裏表の写しを添付することで、番号確認と身元確認が可能です。
マイナンバーカードを保有していない場合は、通知カードやマイナンバーの記載がある住民票の写しを用意する必要があります。

マイナンバー提出時の注意点

マイナンバーを提出する際は、個人情報の保護に十分注意しましょう。
メールでマイナンバーを送信する場合は、パスワードを設定するなどのセキュリティ対策を講じることが重要です。

また、税理士に相続税申告を依頼する場合は、マイナンバーの取り扱いに関する説明を受け、適正な管理が行われているかを確認することが望ましいです。

相続税について

相続税は、ある人が亡くなった際にその人の財産を引き継ぐ人が支払う税金です。
日本では、相続や遺贈によって財産を受け取る人が一定の基準以上の財産を受け取る場合、相続税が課税されます。

相続税の計算は複雑で、財産の種類、相続人の数、法定相続分など多くの要素に基づいて行われます。

相続税の非課税枠

相続税には一定の非課税枠が設けられています。

基礎控除額は、2023年4月時点で3,000万円+(600万円×法定相続人の数)です。
これは、相続財産がこの額以下であれば相続税が発生しないことを意味します。

例えば、法定相続人が2人の場合、基礎控除額は4,200万円となります。

相続税の計算方法

相続税の計算は、まず相続財産の総額を算出し、そこから各種控除(基礎控除、借金の控除など)を差し引いた後の金額に対して、税率を適用して計算します。
税率は、相続財産の額に応じて変動し、10%から55%の範囲で設定されています。

相続税の申告と納税

相続が発生した場合、相続人は相続税の申告を行い、必要に応じて納税する必要があります。
申告納税の期限は、相続発生日から10ヶ月以内です。

適切な申告と納税を行わないと、延滞税や加算税が課される場合があります。

相続税対策

相続税の負担を軽減するためには、生前の対策が重要です。
贈与を活用した資産移転、生命保険の活用、不動産の有効活用など、様々な方法があります。

専門家に相談し、個々の状況に合った最適な対策を講じることが推奨されます。

相続税は、多くの人にとって避けては通れない課題です。
適切な知識と対策をもって臨むことで、予期せぬ負担を避け、円滑な資産の承継を実現することができます。

マイナンバー導入後の相続の変化

マイナンバー制度の導入は、日本の社会保障・税番号制度における大きな転換点となりました。
特に相続の分野では、マイナンバーが相続税申告の手続きにどのような影響を与えるのか、多くの人が注目しています。

以下では、マイナンバー導入後の相続の変化について解説します。

相続税申告におけるマイナンバーの役割

平成28年1月1日以降に生じた相続または贈与によって獲得した財産に関する申告について、マイナンバーの記載が必要となりました。
これにより、相続税申告書においても、被相続人及び相続人のマイナンバーの記入が義務付けられています。

マイナンバーの導入によって、相続財産や贈与財産、給与、年金、配当金、分配金、預貯金など、あらゆる資産にはマイナンバーが関連付けられ国民の資産状況がより透明化されました。

戸籍とマイナンバーの紐づけとその影響

マイナンバーと戸籍の紐づけにより、相続手続きが簡素化されることが期待されていましたが、現状ではそのような変化は見られません。
相続手続きにおいては、依然として被相続人および相続人の戸籍が必要であり、全国の役所から紙の戸籍を集める必要があります。

マイナンバーと戸籍が紐づいても、現在のコンピューターデータ化された戸籍のみの紐づけであり、過去の戸籍との紐づけは行われていません。

相続手続きへの影響

マイナンバー導入により、相続財産の把握が容易になり、税務調査の効率が向上することが予想されます。

しかし、相続手続きにおける戸籍の収集や提出に関しては、大きな変化はありません。
相続手続きを行う際には、依然として戸籍収集の代行サービスなどを利用することが有効です。

マイナンバー制度の導入は、相続税申告の透明性を高め、資産状況の把握を容易にしました。

しかし、相続手続きにおける戸籍の収集や提出に大きな変化はありません。
今後もマイナンバー制度の進化に注目し、相続手続きにおける最新の情報を把握しておくことが重要です。

死亡後の手続き

親や家族が亡くなった後、遺族にはさまざまな手続きが必要となります。
これらの手続きは、故人への最後の責任であり、適切に行うことが重要です。

以下では、死亡後に必要な手続きをさらに詳しく解説し、遺族が直面するであろう疑問や不安に対処するための情報を提供します。

死亡直後の対応

  • 死亡診断書の受け取り:故人が病院で亡くなった場合、主治医から死亡診断書を受け取ります。
    自宅など病院外での死亡の場合は、最寄りの医師に連絡し、死亡診断書を発行してもらう必要があります。
    死亡診断書は、後の手続きで複数回必要になるため、複数枚のコピーを準備しておくことをおすすめします。
  • 死亡届の提出:死亡診断書をもとに、故人の住民登録されている市区町村役所に死亡届を提出します。
    この際、火葬許可証の発行を受けることになります。
    提出期限は、死亡を知った日から7日以内です。
  • 葬儀の準備:故人の意向や家族の希望に応じて、葬儀社に連絡し、葬儀の日時や形式を決定します。
    葬儀社選びは事前に検討しておくと、突然の事態にも対応しやすくなります。

葬儀後の公的手続き

  • 年金受給停止:故人が年金を受給していた場合、年金事務所に連絡し、受給停止の手続きを行います。
    未支給の年金がある場合は、その請求も同時に行います。
  • 健康保険・介護保険の手続き:故人の健康保険証を返却し、資格喪失の届出を行います。
    また、介護保険が関係する場合も、同様の手続きが必要です。
  • 住民票の変更:故人が世帯主だった場合、世帯主の変更手続きを行います。
    これは、住民票の所在地の市区町村役所で行われます。

相続手続き

  • 相続人の確定:故人の相続人を確定し、相続財産を把握します。
    遺言書がある場合は、その内容に従います。
  • 相続税の申告:相続財産の価値に応じて、相続税の申告と納税が必要になります。
    相続税の申告期限は、故人の死亡から10ヶ月以内です。

解約手続き

故人名義の契約(携帯電話、インターネット、クレジットカードなど)の解約手続きを行います。
これらは、故人の財産と関連するため、早めに対応することが望ましいです。

死亡後の供養

故人の供養に関する手続きも重要です。
法要の準備やお墓の手配を行い、故人を偲びます。

死亡後の手続きは、遺族にとって大きな負担となりますが、故人への最後の責任として適切に行うことが大切です。

不安や疑問がある場合は、専門家への相談を推奨します。
適切なアドバイスを受けることで、手続きをスムーズに進めることができます。

死亡後返納するもの・しないもの

故人が亡くなった後、遺族は様々な手続きを行う必要があります。
その中でも特に注意が必要なのが、故人名義の公的書類の返納です。

ここでは、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードの返納について解説します。

運転免許証

故人が持っていた運転免許証は、返納が必要です。
運転免許証の返納は、地域の運転免許センターまたは警察署で行うことができます。

返納時には、故人の運転免許証と死亡証明書(またはこれに準ずる書類)を持参する必要があります。
返納手続きを行うことで、故人名義の運転免許情報が適切に処理され、不正利用などのリスクを避けることができます。

パスポート

故人のパスポートも返納が必要です。パスポートは、故人が亡くなった時点でその効力を失いますが、遺族は遅滞なく最寄りの旅券事務所(パスポートセンター)または市区町村役場で返納手続きを行う必要があります。
返納時には、故人のパスポートと死亡を証明する書類が必要です。

ただし、遺族が故人のパスポートを形見として保持したい場合、無効化処理(消印)を施した後に返却を受けることが可能です。

マイナンバーカード

マイナンバーカードについては、原則として返納の必要はありません

しかし、カードの不正利用を防ぐため、カードを破棄することが推奨されます。
破棄する際は、ICチップや磁気ストライプが読み取れないように物理的に損傷を与えてから、細かく切り分けるなどしてください。

また、故人が生前にマイナンバーカードを利用していた各種サービスについては、個別に解約や手続きの変更が必要になる場合があります。

故人のマイナンバーについてのよくある質問

故人のマイナンバーに関する手続きは、遺族にとって重要な手続きの一つです。
ここでは、故人のマイナンバーカードや関連手続きについてのよくある質問に対する回答について解説します。

故人のマイナンバーカードは返納する必要がありますか?

故人のマイナンバーカードについては、原則として返納の必要はありません。
死亡届を提出することで、マイナンバーカードは自動的に失効されます。

しかし、カードには故人の個人情報が記載されているため、情報漏洩を防ぐ目的で破棄することが推奨されます。
破棄する際は、ICチップや磁気ストライプ部分を特に注意して物理的に損傷を与え、個人情報が読み取れないようにしてください。

故人のマイナンバーは相続手続きにどのように利用されますか?

故人のマイナンバーは、相続手続きにおいて直接的な役割を果たしません。
しかし、相続に関する様々な手続きで、故人の情報を確認する際に参考とされることがあります。

例えば、遺族年金の申請や生命保険の請求、相続税の申告など、故人の身元を証明する必要がある場面で、マイナンバーが有用な情報となることがあります。

故人のマイナンバーカードを破棄する代わりに返納することはできますか?

一部の自治体では、故人のマイナンバーカードの返納を受け付けています。
返納を希望する場合は、故人が属していた市区町村役場に事前に確認し、必要な手続きを行ってください。

返納時には、故人のマイナンバーカードと返納届、返納を行う人の身分証明書が必要になる場合があります。

故人のマイナンバーについてのまとめ

ここまで故人のマイナンバーについてお伝えしてきました。
故人のマイナンバーの要点をまとめると以下の通りです。

  • 故人のマイナンバーは、返却の必要ないが、相続などの手続きで故人のマイナンバーが必要になる場合があるため、手続きが完了するまでは保管し、その後は破棄することを推奨
  • 相続手続きにおけるマイナンバーの利点は、申請書への記入負担が軽減され、窓口での待ち時間も短縮される
  • マイナンバー導入後の相続の変化は、相続税申告の透明性を高め、資産状況の把握を容易になった

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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