不動産の名義変更は、相続や贈与、売買などさまざまな場面で行われます。
しかし、不動産の名義変更手続きは一見簡単そうに見えても、実際には専門的な知識と手間が必要です。
特に、その費用は予想以上に高額になることがあります。
この記事では、家の名義変更の費用について以下の点を中心にご紹介します!
- 不動産の名義変更とは
- 不動産の名義変更にかかる費用
- 不動産の名義変更の費用を抑える方法
家の名義変更の費用について理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
- 1 不動産の名義変更とは
- 2 不動産の名義変更
- 3 不動産の名義変更にかかる費用
- 4 不動産の名義変更費用を抑える方法
- 5 不動産を名義変更したあとにかかる費用
- 6 相続登記の申請から完了までの流れ
- 7 名義変更によってかかる税金
- 8 不動産の名義変更は自分でできる?
- 9 相続や贈与は自分でできる可能性がある
- 10 不動産の名義変更をする流れ:贈与の場合
- 11 不動産の名義変更をする流れ:相続の場合
- 12 不動産の名義変更の注意点
- 13 相続不動産の名義変更を放置した場合のデメリット
- 14 司法書士に相続不動産の名義変更を依頼すべきケースと費用
- 15 家の名義変更の費用に関するよくある質問
- 16 家の名義変更の費用についてのまとめ
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不動産の名義変更とは

不動産の名義変更とは、不動産(土地や建物)の所有者が変わる際に行う手続きのことを指します。
不動産の名義変更は、売買、相続、贈与などの事情により、不動産の所有者が変わる場合に必要となります。
名義変更の手続きは、新しい所有者が法務局に申請を行い、必要な書類を提出することで行われます。
この手続きにより、不動産の所有権が正式に新しい所有者に移転され、不動産登記簿上の所有者の名義が更新されます。
不動産の名義変更は、所有権の移転を公に示す重要な手続きであり、適切に行うことが求められます。
不動産の名義変更

不動産の名義変更は、様々なライフイベントにおいて重要な手続きです。
不動産の名義変更は、所有権の公式な移転を意味し、法的な保護を提供します。
ここでは、不動産の名義変更が必要となる主なケースを詳しく解説します。
相続による名義変更
相続は、不動産の名義変更が一般的に最も必要となるケースの一つです。
不動産を所有していた人が亡くなった際、その不動産は法定相続人に移転されます。
相続登記は、2024年4月1日より義務化され、不動産の所有者が亡くなってから3年以内に行う必要があります。
相続登記を怠ると、10万円以下の過料が課せられる可能性があるため、注意が必要です。
生前贈与による名義変更
生前贈与は、不動産の所有者が生存中に不動産を無償で他人に譲渡するケースです。
相続税対策として行われることもあります。
贈与による名義変更では、贈与される側に対して贈与税が課税されることが一般的です。
このケースでは、贈与契約書や登記申請書などの書類が必要になります。
離婚時の財産分与による名義変更
離婚に伴う財産分与では、夫婦が共有していた不動産の名義を片方に変更する必要があります。
この手続きは、夫婦間の合意に基づいて行われ、財産分与の合意、必要書類の収集、登記申請書の作成などが含まれます。
特に、不動産にローンが残っている場合は、金融機関との相談が必要です。
売買による名義変更
不動産の売買は、所有権の移転を伴うため、名義変更が必須です。
売買契約が成立した後、売主と買主は必要書類を収集し、物件の引渡しと代金の支払いを行います。
その後、司法書士が法務局に所有権移転登記の申請を行い、登記が完了します。
名義変更の手続きと注意点
不動産の名義変更を行う際、手続きの流れや必要書類はケースによって異なります。
一般的には、登記申請書、印鑑証明書、住民票、固定資産税評価証明書などが必要です。
また、名義変更には登録免許税がかかり、その他の税金も発生する可能性があります。
専門家への相談が推奨されるケースも多く、特に相続や贈与の場合は専門家の助言が重要です。
不動産の名義変更については、こちらの記事もお読みください。
相続が発生した際、不動産の名義変更は避けて通れない重要な手続きの一つです。 相続人間での合意、必要な書類の収集、そして法的な手続きを進めることで、スムーズな名義変更が可能となります。 本記事では、不動産の名義変更について以下の点を中[…]
不動産の名義変更にかかる費用

相続や贈与による不動産の名義変更では、単に手続きを行うだけでなく、そのために発生する各種費用も重要な考慮事項です。
不動産の名義変更にかかる費用には、司法書士への報酬、登録免許税、証明書の取得費用、そして贈与税や相続税などの税金が含まれます。
費用の総額は、不動産の評価額や手続きの内容によって大きく異なるため、詳細な確認が必要です。
ここでは、不動産の名義変更に必要な費用について詳しく解説し、理解を深めていただければと思います。
司法書士報酬
不動産の名義変更には専門的な知識が求められるため、ほとんどの場合は司法書士に依頼するのが一般的です。
司法書士の報酬は、名義変更のケースごとに異なり、相続に基づく名義変更は比較的安価になることもありますが、贈与や売買による場合は高額になることが多いです。
報酬額は5万~15万円が目安となりますが、手続きの複雑さや対象不動産の数によって増減します。
なお、司法書士事務所によって料金設定が異なるため、事前の見積もり取得が推奨されます。
登録免許税
名義変更には「登録免許税」が課されます。
登録免許税額は、不動産の「固定資産評価額」に基づき、名義変更の原因に応じて税率が設定されます。
たとえば、相続での名義変更の場合、税率は0.4%ですが、贈与や売買による名義変更では2%と税率が高くなります。
たとえば、固定資産評価額が1,000万円の不動産を相続で名義変更する場合、登録免許税は4万円になりますが、贈与や売買で名義変更する場合は20万円が必要です。
このため、登録免許税の計算が意外な出費となることもあります。
出典:国税庁
書類取得費用
名義変更には各種証明書の取得が必要です。
戸籍謄本や住民票、登記事項証明書などを準備する必要があり、これらの取得費用が発生します。
一般的には数百円から数千円の手数料がかかり、合計で1万~3万円程度の負担を見込んでおくと良いでしょう。
また、手続きの前に不動産の現況確認として登記簿謄本を取得する必要もあります。
登記簿謄本の取得には1通数百円の手数料がかかります。
各種税金
名義変更に伴い、贈与税や不動産取得税、譲渡所得税などが発生することもあります。
たとえば、贈与税は評価額に応じて段階的な税率が適用され、高額の負担になることも少なくありません。
相続に伴う名義変更では、他の財産と合わせた相続税が課されるケースもあります。
具体的な税額は不動産の評価額や名義変更の理由によって異なるため、税理士や専門家のサポートを受けて計算することが大切です。
不動産の名義変更にかかる費用は、ケースに応じて数万円から数十万円、場合によってはさらに多額になることもあります。
特に複数の不動産がある場合や、評価額が高額な物件の名義変更では、費用が跳ね上がることもあるため、慎重な予算計画が求められます。事前に発生する費用を把握し、適切な準備を整えることが、スムーズで安心な手続きを進めるためのポイントです。
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不動産の名義変更費用を抑える方法

相続による不動産の名義変更は、しばしば予想外の費用を伴います。
しかし、適切な知識と計画をもって進めれば、これらの費用を大幅に削減することが可能です。
ここでは、不動産の名義変更にかかる費用を抑えるための方法について解説します。
自分で登記手続きをする
不動産の名義変更は専門的な知識が必要ですが、自分で手続きを行うことで、司法書士への報酬を節約することが可能です。
ただし、登記手続きは専門的な知識を必要とするため、自分で行う場合は時間と労力がかかることを覚悟しなければなりません。
また、書類や申請内容に不備があると受け付けてもらえないため、何度も手続きをやり直すことで、予期せず時間を多く費やすことがあるかもしれません。
一部の手続きのみを司法書士に依頼する
自分でできる手続きを済ませてから、一部の手続きのみを司法書士に依頼するという方法もあります。
この方法を選ぶと、その分の報酬分が減額してもらえる可能性があります。
ただし、自分で手続きを行う場合と同様に、時間と労力がかかることを覚悟しなければなりません。
複数の司法書士事務所で相見積もりする
司法書士の報酬は各司法書士が自由に定めることになっているため、複数の司法書士事務所に相見積もりを依頼することで、最も適切な報酬を見つけることが可能です。
ただし、何度も司法書士事務所に出向いて直接面談するのは大変なので、近くのオフィスに連絡するか、オンラインでの問い合わせが手軽な方法です。
以上のように、不動産の名義変更費用を抑える方法はいくつか存在します。
しかし、どの方法を選ぶにせよ、手続きは複雑で時間と労力がかかることを覚悟しなければなりません。
そのため、時間と労力を節約するためには、やはり専門家に依頼することが最も効率的な方法と言えるでしょう。
ただし、費用を抑えることが最優先の場合は、自分で手続きを行うか、一部の手続きのみを司法書士に依頼するという方法を検討してみてください。
また、複数の司法書士事務所に相見積もりを依頼することで、最も適切な報酬を見つけることが可能です。
どの方法を選ぶにせよ、事前にしっかりと情報を収集し、自分に最適な方法を選ぶことが重要です。
不動産を名義変更したあとにかかる費用

不動産の名義変更は、相続や売買、贈与などの際に必要な手続きですが、名義変更後には所有者が負担しなければならない様々な費用が発生します。
これらの費用を理解し、適切に管理することは、不動産所有者にとって非常に重要です。
固定資産税
固定資産税は、不動産を所有することによって毎年発生する税金です。
固定資産税は、1月1日時点での不動産所有者に対して課税され、土地や建物の価値に基づいて計算されます。
固定資産税の額は、不動産の評価額や所在地によって異なります。
管理費用
不動産の維持管理には、定期的なメンテナンスや修繕が必要です。
不動産の維持管理には、建物の清掃、設備の点検、修理などが含まれ、これらの費用は所有者の責任となります。
また、共有部分の管理や共有設備の維持にも費用がかかります。
電気・ガス・水道料金
不動産には、電気、ガス、水道などの基本的なライフラインが必要です。
これらのサービスには基本料金が発生し、実際に使用した場合は使用量に応じた料金がかかります。
不動産を使用していない場合でも、契約を継続している限り、基本料金の支払いが必要です。
管理委託費用
不動産が遠方にある場合など、所有者が自身で管理するのが難しい場合は、管理会社に委託することがあります。
管理委託には、不動産の状態を維持するための定期的な点検や緊急時の対応などが含まれますが、これには費用が発生します。
不動産の維持管理に関する注意点
不動産を所有することは、単に名義を持つこと以上の責任を伴います。
不動産の価値を維持し、長期的に利益を得るためには、これらの費用を適切に管理し、必要な投資を行うことが重要です。
また、不動産の状態によっては、売却や相続放棄などの選択肢も検討する必要があります。
相続登記の申請から完了までの流れ

相続登記は、不動産の名義変更において重要な手続きです。
相続登記は、申請から完了までに一定の時間がかかります。
ここでは、相続登記の申請から完了までの流れについて詳しく解説します。
登記簿の取得と確認
相続登記の手続きを開始する前に、まずは対象の土地に関する登記簿を入手し、現状の名義を確認する必要があります。
この手順は、名義変更の基礎となるため、手続きの初期段階で行われます。
相続人の確定
相続人を確定させるために、被相続人の出生から死亡までの戸籍をさかのぼり、相続人を洗い出します。
この作業は、相続登記の正確性を保証するために不可欠です。
必要書類の準備
相続人が確定した後、相続登記に必要な書類を集めます。
相続登記に必要な書類には、戸籍謄本、住民票、遺産分割協議書などが含まれることが一般的です。
登記申請の手続き
必要書類が揃ったら、対象土地を所轄する法務局にて、相続登記を申請します。
相続登記の申請手続きは、書類の提出と法務局での手続きを含みます。
登記完了と通知の受け取り
書類に不備がなければ、申請後、約1~2週間で名義の変更が完了します。
登記識別情報通知書が交付されます。
登記識別情報通知書は、名義変更が正式に完了したことを示します。
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相続において不動産を受け継いだ場合、名義変更(相続登記)は重要な手続きです。 相続した不動産の名義変更について、気になる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、相続した不動産の名義変更について以下の点を中心にご紹介します! […]
名義変更によってかかる税金

不動産の名義変更は、相続や売買などさまざまな理由で行われます。
しかし、この手続きには様々な費用が発生します。
特に、名義変更によって発生する税金は、その理由や状況により大きく異なります。
ここでは、名義変更によってかかる税金について説明します。
登録免許税
不動産の名義変更を行う際には、必ず登録免許税が発生します。
登録免許税は、不動産の固定資産税評価額に一定の税率を掛けて算出します。
相続による取得の場合には4/1,000、贈与や売買による取得の場合には20/1,000を乗じた金額となります。
不動産取得税
売買や贈与を原因として、不動産の名義を変更すると不動産取得税が発生します。
不動産取得税の税額は、名義を直した不動産の固定資産台帳価額の3%または4%となります。
贈与税
贈与税は、1年間(1月1日から12月31日まで)に受け取った財産の合計額から基礎控除額の110万円を差し引いた額に、所定の税率をかけて算出します。
贈与税については、こちらの記事もお読みください。
贈与税は、個人が他人からの贈与を受ける際に重要な考慮事項となります。 贈与税は全ての贈与が税の対象になるわけではありません。 この記事では、贈与税がいくらからかについて以下の点を中心にご紹介します! 贈与税とは 贈与[…]
譲渡所得税
不動産の譲渡によって利益を得た場合、譲渡所得(利益)には、所得税、住民税、および復興特別所得税として譲渡所得税が課されます。
売れた価格ではなく、売却価格から譲渡費用や所得費を差し引いた金額が「譲渡所得」として計算されます。
相続税
相続人が相続財産として不動産を受け取った場合、その相続財産に対して相続税が課されます。
遺産総額から基礎控除額(3000万円+法定相続人1人につき600万)を差し引いた額に対して税金が課せられます。
以上のように、不動産の名義変更には様々な税金が発生します。
そのため、名義変更を考えている場合は、これらの税金を事前に把握し、適切な予算計画を立てることが重要です。
また、自分で全てを把握するのが難しい場合は、税理士に相談することをおすすめします。
不動産の名義変更は自分でできる?

不動産の名義変更は、基本的には自分で行うことが可能です。
しかし、その手続きは複雑であり、必要な書類の取得から法務局への申請まで時間と手間がかかります。
特に、売買や財産分与の場合の名義変更は、専門的な知識が必要となるため、自分で行うことはおすすめしません。
また、手続きに不備があると、法務局からの審査に通らず、さらに時間がかかることもあります。
そのため、不動産の名義変更をスムーズに進めるためには、専門家(例えば司法書士)に依頼することをおすすめします。
専門家に依頼することで、手続きの時間を短縮することができます。
また、手続きに必要な書類の作成や提出もスムーズに行うことができます。
ただし、専門家に依頼する場合は、その報酬を考慮に入れる必要があります。
報酬は、手続きの内容や専門家によって異なりますが、一般的には数万円程度となることが多いです。
基本的には不動産の名義変更は自分で行うことも可能ですが、その手続きは複雑であり、時間と手間がかかるため、専門家に依頼することをおすすめします。
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相続や贈与は自分でできる可能性がある

不動産の名義変更や相続の手続きは、専門的な知識や手続きが必要なため、多くの人が専門家に依頼します。
しかし、一部の状況では、自分で手続きを行うことが可能です。
以下に、自分で手続きが可能な状況をいくつか紹介します。
相続争いが起きていない場合
相続において、相続人間での争いが起きていない場合、自分で手続きを行うことが可能です。
相続人全員が手続きに同意している場合、または相続人が1人だけの場合、手続きは比較的スムーズに進みます。
書類の作成や収集が得意な場合
名義変更や相続の手続きには、多くの書類が必要です。
多くの書類を自分で作成し、収集する能力がある場合、自分で手続きを行うことが可能です。
平日の日中に時間を取ることができる場合
名義変更や相続の手続きは、時間がかかる場合があります。
特に、役所への出向きや、書類の提出などは、平日の日中に行う必要があります。
そのため、平日の日中に何度も時間を取ることができる人は、自分で手続きを行うことが可能です。
名義変更を急いでいない場合
名義変更の手続きは、専門家に依頼すると比較的スピーディーに進む場合があります。
しかし、自分で手続きを行う場合、時間がかかることがあります。
そのため、名義変更を急いでいない場合、自分で手続きを行うことが可能です。
専門家への相談を必要としていない場合
名義変更や相続の手続きは、専門的な知識が必要な場合があります。
しかし、自分で必要な知識を持っている場合、または、自分で情報を調べることができる場合、専門家への相談を必要とせず、自分で手続きを行うことが可能です。
以上のような状況では、自分で名義変更や相続の手続きを行うことが可能です。
しかし、手続きは複雑であり、間違いをすると大きな問題を引き起こす可能性があります。
そのため、自信がない場合は、専門家に依頼することをお勧めします。
不動産の名義変更をする流れ:贈与の場合

贈与の手続きは、贈与される不動産の詳細や贈与のタイミングを含む、贈与の条件を当事者間で決定することから始まります。
この段階では、贈与される不動産の種類(土地、建物など)、位置、面積などの具体的な情報を明確にします。
また、贈与のタイミングや条件も合意に至ります。
税務上の影響も重要です。
特に不動産の場合、税額が高額になる可能性があるため、税務上の影響を事前に検討し、必要に応じて税理士のアドバイスを受けることをおすすめします。
必要書類の準備
不動産の名義変更には、以下の書類が一般的に必要です。
- 登記申請書:不動産の名義変更を法務局に申請するための主要書類です。
- 贈与契約書:贈与の条件、不動産の詳細、当事者の同意を示す重要な文書です。
- 登記識別情報:不動産の正確な識別のために必要です。
- 贈与者の印鑑証明書:贈与者の正式な署名を証明するために使用されます。
- 受贈者の住民票:受贈者の住所と身元を証明するために必要です。
- 不動産の固定資産評価証明書:不動産の価値を証明するために使用されます。
これらの書類は、不動産の名義変更を正確かつ迅速に進めるために不可欠です。
特に、登記申請書は、不動産の名義変更の手続きにおいて中心的な役割を果たします。
登記の申請
最終的に、法務局に登記を申請します。
この段階では、提出するすべての書類が正確で完全であることを確認し、必要に応じて法務局の登記相談を利用して最終的な確認を行います。
登記が完了すると、不動産の名義変更が正式に行われ、新しい所有者として登記されます。
不動産の名義変更をする流れ:相続の場合

相続が発生した際、不動産の名義変更は避けて通れない重要な手続きの一つです。
故人が残した財産の中でも、特に不動産は高価で法的な取り扱いが複雑なため、この手続きを正確に理解し、適切に進めることが極めて重要です。
ここでは、相続における不動産の名義変更の手順について解説します。
不動産の名義を取得する人を決める
相続において最初に行うべきことは、不動産の新しい名義人を決定することです。
不動産の新しい名義人の決定は、以下の方法で行われます。
- 遺言: 故人が遺言を残していた場合、その指示に従って名義人が決定されます。
- 遺産分割協議: 遺言がない場合、相続人全員で遺産分割協議を行い、合意に基づき名義人を決めます。
- 調停・審判: 協議が成立しない場合は、裁判所の調停や審判を経て名義人を決定します。
必要書類を準備する
名義変更には、以下の書類が必要です。
- 登記申請書: 不動産の名義変更を法務局に申請するための書類。
- 遺産分割協議書: 相続人全員の合意に基づく遺産分割の内容を記載した書類。
- 印鑑証明書: 相続人全員の印鑑証明。
- 戸籍謄本類: 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本、除籍謄本、原戸籍謄本等。
- 除票: 被相続人の除票。
- 相続人の戸籍謄本: 相続人全員の戸籍謄本。
- 住民票: 名義を取得する人の住民票。
- 固定資産税評価証明書: 不動産の価値を証明する書類。
登記を申請する
書類が揃ったら、法務局にて不動産の名義変更の登記申請を行います。
不動産の名義変更の登記申請の手続きは、不動産の法的な所有権を正式に移転するために必要です。
申請後、通常は2週間から10日程度で登記が完了しますが、法務局の混雑状況によっては時間が前後することがあります。
不動産の名義変更の注意点

不動産の名義変更は、相続や贈与、売買などさまざまな場面で行われます。
しかし、手続きは複雑であり、間違いをすると大きな問題を引き起こす可能性があります。
ここでは、不動産の名義変更を行う際の注意点をいくつか紹介します。
手続きの順序
名義変更の手続きは、一定の順序で行う必要があります。
例えば、相続の場合は、まず相続登記を行い、その後で名義変更の手続きを行います。
手続きの順序を間違えると、手続きが無効になることもあります。
必要な書類
名義変更の手続きには、多くの書類が必要です。
これらの書類を自分で作成し、収集する能力がある場合、自分で手続きを行うことが可能です。
しかし、書類の作成や収集が苦手な場合は、専門家に依頼することをおすすめします。
手続きの期限
名義変更の手続きには、一定の期限が設けられています。
期限を過ぎてしまうと、手続きができなくなることもあります。
また、期限内に手続きを完了させるためには、事前に必要な書類を準備しておくことが重要です。
専門家への相談
名義変更の手続きは、専門的な知識が必要な場合があります。
自分で必要な知識を持っている場合、または、自分で情報を調べることができる場合、専門家への相談を必要とせず、自分で手続きを行うことが可能です。
しかし、自信がない場合は、専門家に依頼することをお勧めします。
以上の注意点を把握することで、不動産の名義変更をスムーズに進められます。
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相続不動産の名義変更を放置した場合のデメリット

相続が発生した際、不動産の名義変更を適切に行わないと、さまざまな問題が発生する可能性があります。
ここでは、不動産の名義変更を放置した場合のデメリットをいくつか紹介します。
さらなる相続の発生(数次相続)のリスク
名義変更を放置していると、さらなる相続が発生した場合(数次相続)、手続きが複雑になります。
相続人が増えると、相続の手続きはより複雑になり、時間とコストがかかる可能性があります。
相続持分売却のリスク
名義変更を放置すると、相続人が自分の持分を第三者に売却することが可能になります。
これにより、相続人が予期せぬ形で不動産を失うリスクがあります。
相続分の差押えのリスク
名義変更を放置すると、相続人が借金を抱えている場合、その借金の返済のために相続分が差し押さえられる可能性があります。
これにより、相続人が予期せぬ形で不動産を失うリスクがあります。
以上のようなリスクを避けるためには、相続が発生した際には速やかに不動産の名義変更を行うことが重要です。
また、手続きが複雑である場合や、自信がない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
司法書士に相続不動産の名義変更を依頼すべきケースと費用

相続不動産の名義変更は、一見簡単そうに見えますが、実際には複雑な手続きが必要です。
以下のようなケースでは、専門家である司法書士に依頼することをおすすめします。
- 相続人が多い場合
相続人が多いと、全員の同意を得ることが難しくなります。
また、相続人間での意見の対立が起きる可能性もあります。
- 相続財産が複雑な場合
不動産だけでなく、預金や証券など、相続財産が複雑な場合、専門的な知識が必要です。 - 相続税がかかる場合
相続税がかかる場合、税金の計算や納税の手続きなど、専門的な知識が必要です。
費用
司法書士に依頼する場合の費用は、依頼内容や地域、司法書士の評価などにより異なります。
一般的には、相続不動産の名義変更の依頼には、数十万円から数百万円の費用がかかることが多いです。
具体的な費用は、事前に司法書士に相談し、見積もりを取ることをおすすめします。
家の名義変更の費用に関するよくある質問

家の名義変更費用は誰が払う?
家の名義変更にかかる費用を誰が負担するかは、状況や相続人間の合意によって異なります。一般的に以下のケースが考えられます。
- 相続の場合
相続による名義変更では、通常、名義を変更する人(相続人)が費用を負担します。たとえば、遺産分割協議の結果、不動産を取得する相続人がその不動産の名義変更手続きを行う場合、登録免許税や司法書士への依頼費用をその相続人が負担することが多いです。
- 贈与の場合
贈与による名義変更では、不動産を受け取る人(受贈者)が費用を支払うのが一般的です。贈与税が発生する場合も受贈者が納税義務を負います。
- 売買の場合
売買による名義変更では、買主が名義変更費用を負担するのが一般的です。ただし、売買契約の内容によっては、費用を分担する場合もあります。
- 費用分担の例外
相続や贈与の場合でも、相続人間や家族間で話し合い、費用を分担することが可能です。特に、相続人が複数いる場合には、事前に費用負担について合意を取ることが重要です。
名義変更にかかる費用は、登録免許税、必要書類の取得費用、場合によっては司法書士や税理士への依頼費用などが含まれます。どのケースでも、事前に関係者間で負担の取り決めを行い、スムーズに手続きを進めることがポイントです。
不動産の名義変更の費用はいくらかかる?
不動産の名義変更(相続登記や贈与登記、売買による登記)にかかる費用は、手続きの種類や不動産の評価額によって異なります。主な費用の内訳を以下にまとめました。
必要書類の取得費用
名義変更手続きには、戸籍謄本や住民票、不動産の固定資産評価証明書などの書類が必要です。
戸籍謄本・住民票:1通数百円程度。
固定資産評価証明書:1件につき数百円から数千円。
登録免許税
登録免許税は、不動産の固定資産税評価額に基づいて計算される税金です。税率は以下の通りです:
相続登記:固定資産税評価額の0.4%。
贈与登記:固定資産税評価額の2.0%。
売買登記:固定資産税評価額の2.0%。
例えば、固定資産税評価額が1,000万円の場合、相続登記では4万円、贈与や売買登記では20万円の登録免許税が必要となります。
司法書士への報酬
名義変更手続きを司法書士に依頼する場合、その報酬が発生します。報酬額は依頼内容や地域によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです:
相続登記:5万円から15万円程度。
贈与・売買登記:5万円から10万円程度。
合計費用の目安
不動産の名義変更にかかる総額は、必要書類の取得費用、登録免許税、司法書士報酬を合わせて数万円から数十万円が一般的です。具体的な金額は不動産の評価額や手続き内容によって大きく変動します。
費用を抑えるポイント
不動産の名義変更費用を抑えるには、以下の方法が有効です:
- 必要書類を自分で準備する。
- 登記手続きを自身で行う(ただし、専門知識が必要)。
- 費用やサービス内容を比較して、適切な司法書士を選ぶ。
早めに手続きを進めることで、トラブルや余計な費用を防ぐことができます。詳細については専門家への相談をおすすめします。
家の名義変更を司法書士に依頼した場合かかる費用はいくら?
家の名義変更(不動産の所有権移転登記)を司法書士に依頼する場合、発生する費用は以下の通りです。
司法書士報酬
司法書士に依頼した場合の報酬額は、手続きの内容や不動産の評価額、登記の件数によって異なります。一般的な相場は以下の通りです:
- 相続による名義変更:5万円~15万円程度。
- 贈与や売買による名義変更:5万円~10万円程度。
報酬額は司法書士事務所ごとに設定されており、事前に見積もりを確認することが重要です。
登録免許税
登録免許税は固定資産税評価額に基づいて計算されます。税率は以下の通りです:
- 相続の場合:評価額の0.4%。
- 贈与や売買の場合:評価額の2.0%。
例)固定資産税評価額が3,000万円の場合:
- 相続:12万円(3,000万円 × 0.4%)
- 贈与・売買:60万円(3,000万円 × 2.0%)
必要書類の取得費用
名義変更に必要な戸籍謄本や住民票、固定資産評価証明書などの取得費用も発生します。
- 戸籍謄本や住民票:1通数百円。
- 固定資産評価証明書:数百円~数千円。
その他の費用
登記内容によっては追加の手続きが必要になる場合があります。
- 抵当権抹消登記:1,000円(不動産1件あたり)。
- 住所変更登記:追加手数料が発生することがあります。
総額の目安
- 相続登記:20万円~30万円程度(登録免許税+司法書士報酬+必要書類費用)。
- 贈与・売買登記:60万円~70万円程度(登録免許税が高くなるため)。
費用を抑えるポイント
- 必要書類を自身で準備する。
- 事務所ごとの報酬額を比較し、適切な司法書士を選ぶ。
- 複数の不動産を一括で手続きする場合は交渉により費用を調整できる場合もあります。
司法書士に依頼することで、専門知識が必要な手続きをスムーズに進められるため、手続きが不安な場合には相談することをおすすめします。
家の名義変更の費用についてのまとめ

ここまで家の名義変更の費用についてお伝えしてきました。
家の名義変更の費用の要点をまとめると以下の通りです。
- 不動産の名義変更とは相続や贈与、売買などさまざまな場面で行われる、所有権の移転を行う手続きのこと
- 不動産の名義変更にかかる費用依頼内容や地域、司法書士の評価などにより異なり、一般的には、数十万円から数百万円の費用がかかることが多い
- 不動産の名義変更の費用を抑えるには事前に必要な書類を準備したり、手続きの流れを理解したりすることが重要
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


