戸籍謄本を取得する値段はいくら?コンビニ交付サービスの使い方や注意点について解説

  • 2025年4月28日
  • 2025年4月24日
  • 用語集

戸籍謄本の取得には費用がかかりますが、取得方法によって料金や手続きが異なります。特に、コンビニ交付サービスを利用すると、便利に戸籍謄本を取得できる一方で、注意点もいくつかあります。

 

本記事では戸籍謄本を取得する値段について以下の点を中心にご紹介します。

 

  • 戸籍謄本はどこで取得できるのか
  • 戸籍謄本を取得する値段
  • 戸籍謄本を取得する手続きの流れ

 

戸籍謄本を取得する値段について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。

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戸籍謄本はどこで取得できる?

戸籍謄本の取得方法は、2024年3月1日に施行された戸籍法改正により大きく変わりました。これまでは、戸籍謄本を取得するためには本籍地の市区町村役場に出向くか、郵送で請求する必要がありましたが、新たに導入された「広域交付制度」によって、全国どこの市区町村役場でも取得でき、本籍地以外の役所でも戸籍謄本を取得できるようになりました。

 

この新制度により、引っ越しや転籍を繰り返した場合でも、複数の役所に行く必要がなくなり、戸籍謄本を全国どこの市区町村役場でも取得できるようになりました。例えば、本籍地が遠方にあって、何度も役所を訪れたくない方にとって、便利で効率的な方法となります。

 

ただし、広域交付制度は窓口での本人申請が必要です。また、制度開始直後は当日中に戸籍謄本が交付されない場合もありますので、受け取りまでに時間がかかることがあります。戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍謄本などは、この新しい制度で取得可能ですが、従来通りの方法で取得しなければならない場合もありますので、注意が必要です。

戸籍謄本の正式名称

戸籍謄本の正式名称は「戸籍全部事項証明書」となります。この名称変更は、戸籍が紙で管理されていた時代から電子化され、現在では磁気ディスクで保存されるようになったためです。

 

以前は、戸籍に記載されたすべての内容を写した書類が「戸籍謄本」と呼ばれていました。しかし、戸籍の電子化に伴い、正式には「戸籍全部事項証明書」という名称が使用されるようになりました。それでも、記載内容は従来と変わらず、同じ目的で使用されているため、日常的には「戸籍謄本」という呼称が今でも一般的です。

戸籍謄本には何が記載されている?

戸籍謄本には、個人の基本情報や家族の状況に関する重要なデータが記載されています。主な内容は以下のとおりです。

本籍地

その戸籍がどこに置かれているか、つまり、本籍地が記録されています。

戸籍の筆頭者

戸籍における代表者として最初に記載されている人物の名前が記載されます。

戸籍に関する事項

戸籍自体の基本情報が記載され、例えば戸籍の作成日や変更履歴などが含まれます。

戸籍内の個人情報

戸籍に記載されたすべての家族の名前や生年月日など、個々の基本情報が記録されています。

身分事項

結婚、離婚、出生、養子縁組など、法律上重要な身分の変動が記録されています。

 

戸籍謄本には居住地の情報は含まれていません。住所などを確認したい場合は、住民票などの別の書類が必要となります。

戸籍謄本を取得する値段は?

戸籍謄本を取得する際には、交付手数料のほかに、申請方法によって郵送料や追加の費用がかかる場合があります。以下に、一般的な手数料と費用の詳細をまとめました。

交付手数料

戸籍謄本の値段(手数料)は、通常1通につき450円です。ただし、自治体によって値段が異なる場合があるため、申請前に該当する自治体のホームページで確認することが重要です。

郵送料

郵送で戸籍謄本を申請する場合、必要書類を送るための切手代と、返信用封筒に貼る切手代が別途必要です。切手代は送付書類の枚数や重さにより異なるため、申請書に記載された案内に従って、正しい額の切手を貼り付ける必要があります。

支払い方法

郵送での申請の場合、手数料は定額小為替で支払うのが一般的です。定額小為替は郵便局で購入でき、購入時には100円程度の手数料がかかります。

市役所窓口での申請

市役所や役場の窓口で申請する場合、交付の値段は1通450円が一般的です。この場合、現金での支払いが主流で、申請には本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要です。代理人による申請の場合は、委任状や代理人の本人確認書類も必要となります。

 

戸籍謄本の値段は、申請方法によらず一般的に1通450円ですが、郵送申請の場合は、郵送料や定額小為替購入の手数料が追加で発生します。申請前に必要書類や費用を確認して、スムーズな手続きができるよう準備しておきましょう。

戸籍謄本・戸籍抄本の違い

戸籍謄本と戸籍抄本は、どちらも戸籍に記録された情報を証明するための書類ですが、それぞれ証明する内容には大きな違いがあります。

戸籍謄本

戸籍謄本には、家族全員の氏名や生年月日、婚姻歴、その他の身分事項がすべて含まれており、家族構成を一目で確認できます。戸籍謄本は、家族全員の情報を必要とする場合に利用されることが多いです。

戸籍抄本

一方、戸籍抄本は「戸籍個人事項証明書」として、戸籍内の特定の個人の情報のみを記載した書類です。例えば、結婚や相続手続きで一人分の情報のみを証明する場合に使用されます。戸籍抄本には、家族全員分の情報は含まれていません。

 

電子化が進んだ現在、戸籍謄本は家族全体の情報を必要とする場面で、戸籍抄本は特定の個人の情報を確認したい場合に、それぞれ使い分けられています。必要な情報に応じて、適切な書類を選んで活用しましょう。

戸籍謄本を取得する手続きの流れ

戸籍謄本を取得する手続きの流れは以下のとおりです。

取得目的を確認する

まず、戸籍謄本を取得する目的を確認しましょう。相続手続きや婚姻届、金融機関での手続きなど、目的によっては、戸籍抄本(戸籍個人事項証明書)が必要な場合もあります。事前に必要な書類の種類を把握しておくことで、申請後のトラブルを避けることができます。

申請先を特定する

戸籍謄本は、本籍地がある市区町村役所で申請します。本籍地は通常、出生時や婚姻時に登録されるため、正確に本籍地を把握しておくことが大切です。もし本籍地が不明な場合、住民票や戸籍附票を使って特定できます。

必要書類を準備する

戸籍謄本を申請するためには、以下の書類や情報が必要です。

本人確認書類

運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの身分証明書を用意します。

委任状(代理申請の場合)

本人以外が申請する場合、委任状が必要となります。署名・押印を忘れずに行いましょう。

申請書

役所の窓口で記入したり、自治体のホームページからダウンロードして提出します。記入漏れには注意が必要です。

手数料

通常1通450円程度が必要です。郵送申請の場合は定額小為替を使用します。

申請方法を選ぶ

戸籍謄本の申請方法にはいくつかの選択肢があります。

窓口申請

本籍地の役所に直接出向き、申請書を提出します。急ぎの場合に便利です。

郵送申請

本籍地が遠方の場合や、役所に足を運べない場合は郵送での申請が可能です。必要書類を揃えて郵送し、通常1~2週間程度で返信されます

オンライン申請

一部の自治体では、マイナンバーカードを使ったオンライン申請も可能です。申請後、戸籍謄本は郵送で届きますので、対応している自治体のシステムを確認しておきましょう。

 

これらの手順を踏めば、戸籍謄本をスムーズに取得できます。事前に必要書類を整え、申請方法を選ぶ際には、時間や状況に応じて最適な方法を選びましょう。

戸籍謄本を取得する値段はいくらなのかについてのよくある質問

戸籍謄本を取得する値段はいくらなのかについてのよくある質問は以下のとおりです。

コンビニで戸籍謄本は当日もらえる?

コンビニ交付サービスを利用することで、マイナンバーカードを持っている方は、いつでもどこでも戸籍謄本をすぐに取得できます。コンビニ交付サービスは、住民票が発行される市区町村で利用可能で、申請者が住んでいる市区町村と本籍地が異なる場合でも、戸籍証明書を取得できます。

 

サービスの利用方法については、利用できる市区町村や対応している店舗などの情報を公式サイトで確認できます。この便利なサービスにより、わざわざ役所に足を運ぶことなく、戸籍謄本をその場で受け取ることができるため、非常に効率的です。

コンビニで戸籍謄本を取る場合、どれを選べばよいですか?

コンビニで戸籍謄本を取りたい場合は、「戸籍全部事項証明書」を選択します。

 

なお、戸籍事務がコンピュータ化されたことにより、戸籍謄本や戸籍抄本の表記や発行方法に差異が生じている場合があります。詳細については、発行元の市区町村で確認することをおすすめします。

戸籍謄本を取得する値段はいくらなのかについてのまとめ

ここまで戸籍謄本を取得する値段についてお伝えしてきました。戸籍謄本を取得する値段についての要点をまとめると以下のとおりです。

 

  • 戸籍謄本は「広域交付制度」によって、全国どこの市区町村役場でも取得でき、本籍地以外の役所でも戸籍謄本を取得できるようになった
  • 戸籍謄本を取得する値段は通常1通につき450円であるが、郵送料によって値段が変わる場合もある
  • 戸籍謄本を取得する場合、取得目的を確認した後に申請先を特定し、必要書類を準備することが一連の流れである

 

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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