贈与税はどんなときにかかる?贈与税に含まれないものや手続き方法について解説します

  • 2024年12月30日
  • 2025年2月19日
  • 相続税

贈与税について気になる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、贈与税について以下の点を中心にご紹介します!

  • 贈与税とは
  • 贈与税がかかる時
  • 贈与税の非課税枠について

贈与税について理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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贈与税とは

贈与税とは、個人が他の個人から財産を無償で受け取った場合に課される税金です。
この制度は、相続や贈与による財産の移転に対して公平な税負担を求めるために設けられています。

贈与税は原則として受贈者が負担しますが、課税対象や控除額、税率などが細かく定められています。

贈与税の仕組み

贈与税は「暦年課税」という方法で計算されます。
1年間(1月1日〜12月31日)の間に贈与された財産の総額から基礎控除額110万円を差し引き、その残額に応じた累進税率を適用します。

税率は課税価格に応じて10%〜55%の間で設定されており、さらに直系尊属からの贈与に適用される「特例税率」とそれ以外の贈与に適用される「一般税率」に分かれています。
特定の条件を満たす場合には、非課税の特例制度も利用可能です。

相続税とは

相続税とは、被相続人が亡くなった際に、その財産を相続または遺贈によって取得した場合に課される税金です。
この税金は、財産の偏りを防ぎ、富の再分配を促進することを目的としています。

課税対象となるのは、不動産、現金、預貯金、株式などの財産ですが、借入金や葬儀費用などの負債は控除されます。

相続税の仕組み

相続税の課税対象は、被相続人が所有していた財産の総額から債務や葬儀費用などを差し引いた「課税遺産総額」です。
この額に基礎控除を適用し、残額に対して累進税率が課されます。

基礎控除額は、「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で計算されます。
税率は10%から55%の累進課税方式で、課税対象が大きいほど高い税率が適用されます。

また、相続税には配偶者や未成年者に対する特例控除が用意されており、税負担が軽減される場合があります。

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相続と生前贈与の比較

ここでは、相続と生前贈与の比較について紹介します。

相続と生前贈与は、財産を受け継ぐ手段としてそれぞれ異なるメリットとメリット・対策があります。
どちらを選ぶべきかは、税負担の軽減や家族間のトラブル回避、資産の比較になります。

以下にその違いを比較します。

相続税は「基礎免除」が適用され、相続税額を大きく考えることができます。
基礎免除額は「3,000万円+(600万円×法定相続人の数)」と定められており、多くの家庭ではこの範囲内に収まるため、相続税がかからない場合もあります。

贈与税には年間110万円の非金銭枠があるため、この枠を活用して長期的に少額ずつ贈与することで節税が可能です。

贈与税がかかる時・かからない時

贈与税は、個人が他の個人から財産を無償で受け取った場合に発生します。
ただし、特定の条件下では課税されない場合もあります。

ここでは、贈与税がかかる時とかからない時について紹介します。

贈与税がかかる時

  • 1年間(1月1日から12月31日まで)の間に贈与された財産の合計額が基礎控除額110万円を超えた場合
  • 金銭、不動産、株式、有価証券、貴金属、車両など価値のあるものを贈与として受け取った場合
  • 親族以外の第三者からの贈与であっても、贈与として認定された場合

贈与税がかからない時

  • 贈与額が基礎控除額の110万円以下である場合
  • 社会通念上、妥当と認められる範囲の贈与(例:結婚や子どもの教育資金の一部)
  • 公益性が認められる団体への寄附
  • 親や祖父母から住宅取得資金の一部を贈与された場合で、特例制度を利用する場合

贈与税に含まれるもの

  • 不動産:土地や建物などの資産価値があるもの
  • 動産:車や美術品などの有形財産
  • 金融資産:現金、預貯金、株式、投資信託など
  • その他:貴金属、特定の契約に基づく権利(例:著作権や特許権)

贈与と判断されるもの

  • 契約書や正式な証拠がない場合でも、財産の受け渡しが確認できる場合
  • 法的な契約で贈与の意思が示されている場合
  • 財産を不正に分割して相続税を回避しようとした場合

保険金に贈与税がかかるケース

  • 保険契約者と被保険者、受取人が異なる場合
    例:親が契約者で、子どもが受取人、被保険者が別の家族というケース
  • 契約者から保険料が支払われ、受取人がその対価として金銭を受け取った場合、贈与とみなされる可能性があります
  • 保険金の受け取りが贈与として意図された場合

これらの場合、贈与税が課されるかどうかは状況により異なるため、専門家への相談をおすすめします。

贈与税はいくらからかかるか

贈与税は、1年間(1月1日〜12月31日)に贈与を受けた財産の合計額が基礎控除額を超えた場合に課されます。
この基礎控除額や特例制度により、一定額までは贈与税がかからない仕組みとなっています。

年間110万円までは非課税になる

贈与税の基礎控除額は、1年間で110万円です。
この金額以下の贈与であれば、贈与税は課されません。

例えば、親から子どもに現金や財産を贈与する場合、1年間の贈与額が110万円以内であれば、贈与税の申告や納付は必要ありません。
ただし、この基礎控除は贈与を受ける人ごとに適用されるため、複数の受贈者がいる場合はそれぞれの基礎控除を利用することが可能です。

相続時精算課税は累計2500万円まで非課税になる

相続時精算課税制度を利用する場合、基礎控除の代わりに累計で2,500万円までの贈与が非課税となります。
この制度は、主に相続税と一体で運用される仕組みで、贈与時には税金がかからない代わりに、相続発生時に贈与額を相続財産に合算して課税されます。

相続時精算課税のポイント

  • 贈与者が60歳以上の親または祖父母であること
  • 受贈者が18歳以上の子や孫であること
  • 累計2,500万円までの贈与が非課税。超過分は一律20%の税率で課税される

この制度を利用することで、生前贈与を通じた財産の移転が可能になりますが、適用には事前の申告が必要です。
また、制度を一度選択すると暦年課税には戻れないため、慎重に検討する必要があります。

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贈与税の計算方法

ここでは、贈与税の計算方法について紹介します。

課税価格に応じて、贈与税率を適用します。
税率は、贈与者と受贈者の関係性により異なり、「一般税率」と「特例税率」があります。

一般税率:直系尊属以外の人から贈与を受けた場合に適用されます。

特例税率:贈与者が父母や祖父母などの直系尊属で、受贈者が18歳以上の場合に適用されます。

以下は具体的な税率表の例です。

課税価格200万円以下:税率10%

課税価格200万円超~300万円以下:税率15%、控除額10万円

課税価格300万円超~400万円以下:一般税率は税率20%、控除額25万円、特例税率は税率15%、控除額10万円

控除額の差し引き
税率に基づいて計算された税額から、控除額を差し引いて最終的な贈与税額を求めます。

申告と納付
計算した贈与税額を翌年3月15日までに申告し、納付する必要があります。

贈与税の計算は複雑な場合もあるため、詳細な計算や特例の適用については専門家に相談することをおすすめします。
また、税率表や詳細は東京税理士会の公式サイトなどで確認してください。

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贈与税の手続きに必要な書類

贈与税の申告手続きには、正確な情報を記載するために必要な書類を準備することが求められます。

以下に主な必要書類を挙げます。

  • 贈与税の申告書
    国税庁の公式サイトまたは税務署で入手できる書式を使用します。
  • 財産の内容を示す書類
    • 不動産の場合:登記事項証明書や固定資産評価証明書
    • 預貯金の場合:通帳の写しや取引明細書
    • 株式の場合:株式の取引残高報告書や評価額を示す書類
  • 基礎控除や特例の適用を証明する書類
    特例を利用する場合には、以下のような追加書類が必要です。

    • 教育資金や結婚・子育て資金の一括贈与の場合:契約書や領収書
    • 住宅取得等資金の贈与の場合:工事請負契約書や売買契約書
  • 贈与契約書
    贈与者と受贈者の間で交わした契約書。贈与の事実を明確にするために提出が求められる場合があります。
  • 本人確認書類
    受贈者のマイナンバー(個人番号カードの写し)や運転免許証の写し
  • 印鑑証明書(必要に応じて)
    贈与者および受贈者の印鑑証明書が必要になる場合があります。

手続きに必要な書類の入手方法

  • 税務署またはオンラインでの入手
    贈与税申告書や関連書類は、最寄りの税務署または国税庁の公式サイトからダウンロードできます。
  • 自治体での取得
    不動産に関する書類(登記事項証明書や固定資産評価証明書)は、市区町村役場または法務局で取得できます。
  • 金融機関での取得
    預貯金や株式に関する書類は、取引のある銀行や証券会社から発行してもらいます。
  • 契約書や領収書の保管
    贈与に関連する契約書や領収書は、贈与の時点で適切に保管しておきましょう。特例を利用する場合にはこれらの書類が必要です。

正確な書類を揃えることで、申告漏れや手続きの遅延を防ぐことができます。
不明点があれば、税務署や専門家に相談することをおすすめします。

贈与税の非課税枠

贈与税には、一定の条件を満たす場合に非課税となる枠や特例が用意されています。
これらを上手に活用することで、税負担を軽減しながら財産の移転が可能になります。

110万円までの基礎控除

贈与税には、誰でも利用できる基礎控除として、年間110万円の非課税枠があります。
この金額以下の贈与については贈与税が課されず、申告も不要です。

親から子や祖父母から孫など、贈与を受ける人ごとに非課税枠が適用されるため、複数人に分けて贈与を行うことで、さらに非課税の範囲を広げることが可能です。

相続時精算課税

相続時精算課税制度を利用することで、贈与額が累計2,500万円まで非課税になります。
この制度では、贈与時に課税されない代わりに、相続発生時に贈与額を相続財産に加算して課税されます。

主な適用条件

  • 贈与者が60歳以上の親または祖父母であること。
  • 受贈者が18歳以上の子または孫であること。
    なお、2,500万円を超える部分には一律20%の税率が適用されます

配偶者控除

婚姻期間が20年以上の夫婦間で、居住用不動産またはその購入資金を贈与した場合、基礎控除とは別に最大2,000万円まで非課税となります。
この控除を活用することで、夫婦間での財産移転を大幅に軽減できます。

結婚・子育て資金の一括贈与

祖父母や父母などから、結婚・子育て資金として贈与を受けた場合、一定の条件の下で最大1,000万円まで非課税になります。

  • 結婚資金:婚姻費用(披露宴、指輪など)は300万円が上限。
  • 子育て資金:妊娠・出産費用、保育費などが対象。

教育資金の一括贈与

祖父母や父母から、教育資金として贈与を受ける場合、最大1,500万円まで非課税となります。
この制度では、受贈者の教育費用(授業料、教材費、留学費用など)が対象となり、金融機関を通じて管理されることが要件です。

住宅取得等資金の贈与

父母や祖父母から、マイホームの購入や新築資金として贈与を受けた場合、一定の条件を満たすことで最大1,000万円まで非課税になります。
この特例は、受贈者が所得制限(年収2,000万円以下)を満たしていることが条件で、適用を受ける際には詳細な書類が必要です。

これらの非課税枠や特例を活用する際には、条件や手続きが定められているため、事前に確認し、必要であれば専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

相続時精算課税とは

相続時精算課税制度は、生前贈与を促進するために設けられた制度で、親や祖父母から子や孫への資産移転を計画的に行うことを可能にします。
この制度を利用することで、生前贈与時に贈与税が非課税となる一方、相続時に贈与財産を相続財産に合算して相続税を計算する仕組みです。

主な特徴

  1. 非課税枠
    • 累計で2,500万円までの贈与が非課税。
    • 2024年から年間110万円の基礎控除が導入され、この基礎控除は特別控除(2,500万円)とは別枠で計算されます。
  2. 相続時の課税
    • 贈与者の死亡時に、贈与された財産が相続財産に加算され、相続税の計算対象となります。
  3. 申告手続き
    • 贈与を受けた翌年の確定申告期間中(2月1日〜3月15日)に、「相続時精算課税選択届出書」と贈与税の申告書を税務署に提出する必要があります。

適用条件

  • 贈与者
    60歳以上の父母または祖父母(贈与時点での年齢)
  • 受贈者
    18歳以上の子または孫で、贈与者の推定相続人または孫に限られます。

注意点

  • 一度この制度を選択すると、通常の暦年課税(年間110万円の基礎控除を利用する課税方法)には戻れません。
  • 「小規模宅地等の特例」など、特定の相続税の特例が適用されない場合があります。

この制度を活用することで、子や孫が資金を必要とする時期に合わせて資産移転を行い、相続税の負担を最適化することが可能です。
ただし、適用条件や手続きに複雑な点があるため、事前に専門家の相談を受けることをおすすめします。

贈与税に関するよくある質問

ここでは、贈与税に関するよくある質問について紹介します。

贈与税がかかるときはどんな時?

贈与税は、個人から無償で財産を受け取った場合に課される税金です。

例えば、親から子どもに現金や不動産を譲渡する場合や、友人から高額な金銭や資産を贈与された場合などが該当します。
このような場合、受け取った財産の価値に基づいて税金が課されます。

贈与税がかかる基準として、1年間に受け取った財産の合計額が基礎控除額(110万円)を超えた場合が挙げられます。
基礎控除額以下であれば税金はかかりませんが、それを超えた分については
累進税率(受け取った財産の額が多いほど税率が高くなる仕組み)が適用されます。

また、贈与には課税対象外となる特例も存在します。

例えば、結婚や子育て、教育資金、住宅取得資金などの目的で一括贈与を受けた場合には、一定の条件のもとで非課税措置が適用される場合があります。
ただし、これらの特例を利用するには事前の手続きや申告が必要です。

贈与税の対象や課税方法を正しく理解することは、贈与を円滑に進めるための重要なポイントとなります。
贈与を受ける際は、事前に税金について十分に確認し、必要であれば専門家に相談することが推奨されます。

現金で贈与してもばれる?

現金を贈与する場合、贈与税が発生する可能性があります。
多くの人が「現金なら贈与しても税務署にばれないのでは?」と考えがちですが、実際には銀行取引や他の記録により、税務署が把握することは十分にあり得ます。

特に、以下の場合は贈与が明らかになるリスクが高いとされています。

  1. 銀行口座を利用した送金
    銀行口座を通じて多額の現金を受け取った場合、その取引が記録として残ります。税務署は金融機関から提供される情報を元に、不自然な資金の動きを調査することが可能です。
  2. 預貯金の増加
    突然、個人の預貯金額が増加した場合、その資金の出所について税務署から問い合わせを受けることがあります。特に、贈与を受けた資金が目立つ形で利用された場合(高額な買い物や不動産購入など)は、調査対象になる可能性が高まります。
  3. 贈与契約書がない場合
    贈与を行う際に契約書を作成していないと、後から「借りたお金」と主張することが難しくなり、不自然な資金移動として税務署に疑われることがあります。

贈与税を回避しようと意図的に申告を怠ることは、ペナルティや加算税が課される可能性があるため、注意が必要です。
現金で贈与を行う場合でも、適切に贈与契約書を作成し、必要な場合は贈与税の申告を行うことが重要です。

また、非課税特例の利用を検討することで、合法的に贈与税の負担を軽減できる場合があります。
専門家に相談しながら計画的に進めることをおすすめします。

プレゼントに贈与税はかかる?

プレゼントにも贈与税がかかる場合があります。
ただし、その判断基準は受け取ったプレゼントの「金額」や「性質」によります。

贈与税は、個人から受け取った財産の価値が1年間で110万円を超えた場合に課税される仕組みです。
そのため、友人や家族からの一般的な誕生日プレゼントや記念品など、比較的少額の贈り物については、通常、贈与税がかかる心配はありません。

しかし、次のようなケースでは贈与税が課される可能性があります。

  1. 高額なプレゼント
    宝石、車、不動産などの高額な贈り物を受け取った場合、その価値が基礎控除額(110万円)を超えると贈与税の対象となります。
  2. 継続的な贈与
    繰り返し高額な金銭や品物を受け取っている場合、それらの総額が110万円を超えると贈与税が発生します。
  3. 特定の目的を伴うプレゼント
    住宅購入の資金援助や教育費の一括贈与など、特定の目的を伴う贈与は税務署に把握されやすく、条件を満たさない場合には課税対象となります。

また、贈与税がかからない特例として、以下のような非課税措置もあります。

  • 結婚・子育て資金や教育資金の一括贈与(一定額まで非課税)
  • 年間110万円以内の贈与

プレゼントを贈る側も受け取る側も、贈与税の基準や特例を正しく理解し、必要な場合は申告を行うことが重要です。
特に高額なプレゼントを計画している場合は、専門家への相談を検討すると良いでしょう。

贈与税についてのまとめ

ここまで贈与税についてお伝えしてきました。
贈与税の要点をまとめると以下の通りです。

  • 贈与税とは、個人が他の個人から財産を無償で受け取った場合に課される税金
  • 1年間(1月1日から12月31日まで)の間に贈与された財産の合計額が基礎控除額110万円を超えた場合や金銭、不動産、株式など価値のあるものを贈与として受け取った場合など
  • 110万円までの基礎控除や相続時精算課税などを適用することができる制度

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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