遠方に住んでいる場合でも、戸籍謄本を取得することは可能です。特に相続手続きや婚姻届の提出など、重要な場面で戸籍謄本は必要とされます。
そこで、県外から戸籍謄本を取り寄せることについて気になる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、県外から戸籍謄本を取り寄せることについて以下の点を中心にご紹介します!
- 県外から戸籍謄本を取り寄せる流れ
- 取り寄せにかかる日数
- 戸籍謄本が必要な相続手続きとは
県外から戸籍謄本を取り寄せることについて理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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戸籍謄本について

戸籍謄本は、本籍地の市区町村が発行する公的な証明書で、戸籍に記載されている家族全員の情報を含む書類です。
正式には「全部事項証明書」と呼ばれ、個人の身分関係(出生、婚姻、死亡など)を証明するために使われます。
戸籍謄本は、相続手続きや婚姻届の提出など、重要な法的手続きにおいて必要となる場合が多いため、正確に取得方法や用途を理解しておくことが大切です。
戸籍謄本がどんなものなのか皆さんご存じですか? なかなか使う機会がないのでなんとなくしか知らないという方が多いのではないでしょうか。 戸籍謄本とは、という基本的なことから戸籍謄本が必要な時はいつなのか、取得方法などについて詳しく解説[…]
他県から戸籍謄本を取り寄せる方法

本籍地が遠方にある場合でも、郵送で戸籍謄本を取り寄せることが可能です。郵送での取得は、役所に直接行けない人にとって便利な方法ですが、必要な書類や手続きに注意する必要があります。
以下では、郵送する際に必要なものや、自分で取得するのが難しい場合の対応方法について説明します。
郵送する際に必要なもの
戸籍謄本を郵送で請求する場合、以下の書類を準備して本籍地の市区町村役場へ送付します。
◆ 必要書類
- 戸籍謄本交付申請書
- 各市区町村の公式サイトからダウンロードできます。
- 申請書には、以下の項目を記入します:
- 申請者の氏名、住所、連絡先電話番号
- 本籍地の住所
- 謄本の必要部数
- 取得理由
- 本人確認書類のコピー
- 運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など、身分証明書のコピーを同封します。
- 手数料分の定額小為替
- 手数料は1通あたり450円〜750円程度です。
- 郵便局で購入できる定額小為替(現金の代わりになる送金手段)を同封します。
- 返信用封筒
- 自分の住所を記入し、切手を貼った返信用封筒を同封します。
- 切手の料金は返信される書類の重量に応じて変わるため、事前に確認しましょう。
◆ 送付先
- 本籍地の市区町村役場の戸籍課や市民課へ送付します。
- 送付先の住所は、各自治体の公式サイトで確認できます。
自分で取得するのが難しい場合
遠方のために郵送請求が難しい、または手続きが煩雑な場合は、専門の代行サービスや親族に代理取得を依頼することができます。
◆ 代理人による取得
代理人が役所で戸籍謄本を取得する場合は、委任状が必要です。
◆ 委任状の記載内容
- 委任者(本人)の氏名、住所、連絡先
- 代理人の氏名、住所
- 取得する証明書の種類(戸籍謄本)
- 日付、署名、押印
◆ 代行サービスの利用
最近では、戸籍謄本の取得代行サービスを提供している業者もあります。
代行サービスを利用すれば、面倒な手続きを代行してもらえるため、時間を節約できますが、手数料が別途発生します。
◆ 注意点
- 手数料の確認:代行業者の料金は、取得する自治体や証明書の種類によって異なります。
- 信頼できる業者を利用するようにしましょう。
戸籍謄本は本籍地での取得が一般的ですが、現住所や遠方からでも手に入れる方法があります。近年では郵送やオンライン申請、さらには全国の役所窓口での交付が可能となり、手続きの利便性が向上しています。 戸籍謄本を本籍地以外で取得する方法につい[…]
他県から戸籍謄本を取り寄せる流れ

他県から戸籍謄本を郵送で取り寄せる場合、次の流れで手続きを行います。
◆ 取り寄せの手順
- 戸籍交付申請書の準備
各市区町村の公式サイトからダウンロードします。
申請書には、氏名、住所、本籍地、必要部数、取得理由などを記入します。 - 本人確認書類のコピーを用意
運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどのコピーを同封します。 - 手数料分の定額小為替を購入
郵便局で定額小為替(現金の代わりになる送金手段)を購入し、必要金額を同封します。 - 返信用封筒を用意
切手を貼り、返送先の住所を記入した封筒を同封します。 - 本籍地の市区町村役場へ送付
すべての書類をそろえたら、本籍地の市区町村役場の戸籍課へ郵送します。
取り寄せにかかる日数
戸籍謄本の取り寄せには、郵送にかかる時間が必要です。
申請してから約1週間〜10日程度で手元に届くのが一般的です。
◆ 各段階の所要日数
| 段階 | 所要日数 |
| 郵送申請の送付 | 2~3日 |
| 役所での処理 | 2~5日 |
| 戸籍謄本の返送 | 2~3日 |
◆ 注意点
- 申請時期によっては、さらに時間がかかる場合があります。
(例:年末年始、長期休暇期間など) - 不備があった場合は、役所から連絡があり、再度申請が必要になることもあります。
戸籍謄本の有効期限
戸籍謄本には明確な有効期限はありませんが、実務上は3か月以内に発行されたものが必要とされる場合がほとんどです。
◆ 有効期限が求められる主な手続き
- 相続手続き
- 不動産の名義変更
- 婚姻届・離婚届の提出
- 年金手続き
- パスポートの新規発行
◆ 注意点
- 古い戸籍謄本を提出した場合、再提出を求められることがあります。
- 申請する手続きに応じて、必要な発行日を事前に確認しておきましょう。
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戸籍謄本が必要な相続手続きとは

相続手続きでは、被相続人の戸籍謄本が必ず必要になります。
相続財産の名義変更や遺産分割を進める際、被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本を集めることで、法定相続人を確定することができます。
以下に、戸籍謄本が必要な主な相続手続きを詳しく説明します。
【1】遺産分割協議
遺産分割協議を行う際には、法定相続人全員を確定するために、被相続人の戸籍謄本が必要です。
◆ 必要な戸籍
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
◆ 使用目的
- 相続人が誰であるかを確定するため
- 遺産分割協議書の作成時に添付するため
【2】銀行口座の名義変更・解約
被相続人が持っていた銀行口座の解約や名義変更を行う際には、戸籍謄本が必要です。
◆ 必要な戸籍
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
- 相続人の現在の戸籍謄本
◆ 使用目的
- 銀行が法定相続人を確認するため
- 相続人の同意を得て解約・名義変更を進めるため
【3】不動産の名義変更(相続登記)
被相続人が所有していた不動産の名義変更(相続登記)を行う際にも、戸籍謄本が必要です。
◆ 必要な戸籍
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
◆ 使用目的
- 法務局で相続人を確認するため
- 不動産の所有者を相続人に変更するため
【4】年金の手続き
被相続人が公的年金を受給していた場合、死亡届の提出とともに、年金受給停止の手続きを行う必要があります。
◆ 必要な戸籍
- 被相続人の死亡が記載された戸籍謄本
◆ 使用目的
- 年金事務所が死亡を確認するため
- 遺族年金の受給申請時に必要
【5】生命保険金の請求
被相続人が加入していた生命保険の保険金を請求する際にも、戸籍謄本が必要です。
◆ 必要な戸籍
- 被相続人の死亡が記載された戸籍謄本
- 受取人の現在の戸籍謄本
◆ 使用目的
- 保険会社が死亡事実を確認するため
- 保険金の受取人が法定相続人であることを確認するため
【6】自動車の名義変更
被相続人が所有していた自動車の名義変更を行う際にも、戸籍謄本が必要です。
◆ 必要な戸籍
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
- 相続人の現在の戸籍謄本
◆ 使用目的
- 陸運局が相続人を確認するため
- 自動車の名義を相続人に変更するため
【7】株式・証券の名義変更
被相続人が株式や証券を保有していた場合、証券会社で名義変更手続きを行う際に戸籍謄本が必要です。
◆ 必要な戸籍
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
- 相続人の現在の戸籍謄本
◆ 使用目的
- 証券会社が相続人を確認するため
- 株式や証券の名義を変更するため
本籍地が分からない場合の調べ方

本籍地が分からない場合、さまざまな方法で調べることができます。
本籍地の確認は、戸籍謄本の取得や相続手続きなどにおいて重要な手続きとなりますので、以下の方法を試してみましょう。
両親に聞く
最も簡単な方法は、両親に直接聞くことです。
多くの人は、両親と同じ戸籍に入っているため、両親が本籍地を把握している場合があります。
◆ 注意点
- 両親も本籍地を正確に把握していない場合があります。
- 戸籍を変更した場合は、過去の本籍地も確認が必要になることがあります。
本籍記載の住民票を取得する
住民票には、本籍地を記載することが可能です。
住民票の交付申請時に、「本籍」欄にチェックを入れて申請すると、本籍地が記載された住民票を取得できます。
◆ 取得方法
- お住まいの市区町村の役所窓口で申請します。
- 必要なものは本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)です。
◆ 注意点
- 広域交付住民票には、本籍地は記載されません。
必ず現住所地の役所で住民票を請求してください。
古い運転免許証で確認する
2007年(平成19年)以前に発行された運転免許証には、本籍地が記載されています。
もし古い運転免許証を保管している場合は、そちらで本籍地を確認できます。
◆ 注意点
- 2007年以降に発行された運転免許証は、ICカード化されており、本籍地の記載がありません。
スマホアプリで運転免許証のICチップを読み取る
ICカード化された運転免許証のICチップには、本籍地の情報が記録されています。
スマートフォンの専用アプリを使用することで、ICチップを読み取って本籍地を確認することが可能です。
◆ 使用するアプリ
- 「運転免許証リーダーアプリ」などの公式アプリをダウンロードします。
◆ 使い方
- スマートフォンにアプリをインストールします。
- アプリを起動し、運転免許証のICチップをスマホにかざして読み取ります。
- 暗証番号(4桁)を入力して、本籍地を確認します。
◆ 注意点
- 暗証番号を3回間違えるとロックがかかるため、注意が必要です。
警察署や免許センターの端末で調べる
一部の警察署や運転免許センターには、運転免許証のICチップを読み取る端末が設置されています。
暗証番号を忘れてしまった場合でも、端末を使って本籍地の確認や暗証番号の再設定ができます。
◆ 調べ方
- 最寄りの警察署または免許センターに行く
- 設置されている端末で運転免許証のICチップを読み取る
- 本籍地の情報が表示されます
◆ 注意点
- すべての警察署に端末が設置されているわけではないため、事前に確認しましょう。
- 暗証番号が不明な場合は、再設定手続きが必要になります。
戸籍謄本を県外から取り寄せることに関する質問

本籍地が遠い場合、戸籍謄本はどうやって取得できる?
本籍地が遠方にある場合でも、戸籍謄本を取得する方法はいくつかあります。郵送請求や広域交付制度を活用すれば、本籍地の役所に行かなくても取得可能です。また、コンビニ交付サービスを利用できる場合もあります。以下に、具体的な取得方法を説明します。
1. 郵送での取得
本籍地の市区町村役場に郵送で請求することで、戸籍謄本を取り寄せることができます。
これは、本籍地が遠方にある人にとって最も一般的な方法です。
◆ 郵送請求に必要なもの
- 戸籍謄本交付申請書
役所の公式サイトからダウンロードするか、役所に問い合わせて取り寄せます。 - 本人確認書類のコピー
運転免許証やマイナンバーカードなどのコピーを同封します。 - 手数料分の定額小為替
郵便局で定額小為替を購入して、手数料を支払います(1通450円〜750円)。 - 返信用封筒
切手を貼り、返送先の住所を記入した封筒を同封します。
◆ 送付先
本籍地の市区町村役場の戸籍担当課に郵送します。
2. 広域交付制度を利用する
2024年から改正された戸籍法により、広域交付制度が施行され、本籍地以外の市区町村役場でも戸籍謄本が取得できるようになりました。
◆ 利用できる人
- 本人
- 配偶者
- 直系血族(両親、祖父母、子、孫など)
◆ 注意点
- 代理人による取得は不可です。
- 広域交付で取得できるのは、一部の戸籍情報に限られます。
3. コンビニでの取得
マイナンバーカードを利用して、コンビニエンスストアのマルチコピー機から戸籍謄本を取得できる場合があります。
◆ 利用条件
- 本籍地の市区町村がコンビニ交付サービスに対応していること
- マイナンバーカードを所持していること
◆ 取得可能なコンビニ
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
◆ 注意点
- 本籍地の自治体が未対応の場合、コンビニでの取得はできません。
- 暗証番号が必要です。
4. 代行サービスを利用する
本籍地が遠方で、郵送請求やコンビニ交付が難しい場合は、戸籍謄本の取得代行サービスを利用することも検討できます。
代行業者が、申請から受け取りまでの手続きを行ってくれるため、手間を省くことができます。
◆ 利用時の注意点
- 手数料が別途発生します。
- 信頼できる業者を選ぶことが重要です。
他県でも戸籍謄本を取得することはできる?
本籍地が他県にある場合でも、戸籍謄本を取得する方法はあります。
特に、2024年3月から施行された戸籍法の改正により、本籍地以外の市区町村でも戸籍謄本を取得できるようになりました。この制度を利用することで、遠方の本籍地に行かずに戸籍謄本を入手できます。
【1】広域交付制度を利用する
広域交付制度により、本籍地以外の最寄りの市区町村役場で戸籍謄本を取得することができます。
この制度は、本籍地が遠方の場合や、仕事の都合で直接役所に行くのが難しい人にとって便利な方法です。
◆ 利用できる人
- 本人
- 配偶者
- 直系血族(両親、祖父母、子、孫など)
◆ 利用方法
- 最寄りの市区町村役場に行く
- 戸籍担当窓口で申請手続きを行う
- 本人確認書類を提示し、手数料を支払う
◆ 必要書類
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 手数料(450円~750円程度、自治体により異なる)
◆ 注意点
- 代理人による請求は不可です。
- 一部の市区町村では、即日発行ができない場合があるため、事前に確認しておくと安心です。
【2】郵送での取得
本籍地が他県にある場合、郵送で請求することも可能です。
郵送請求は、役所に行く時間がない人にとって便利な方法です。
◆ 必要なもの
- 戸籍謄本交付申請書
各市区町村の公式ウェブサイトからダウンロードできます。 - 本人確認書類のコピー
運転免許証、マイナンバーカードなどのコピーを同封します。 - 手数料分の定額小為替
郵便局で購入できる定額小為替で手数料を支払います。 - 返信用封筒
切手を貼り、返送先の住所を記入した封筒を同封します。
◆ 注意点
- 郵送請求は、時間がかかるため、余裕をもって申請しましょう。
- 書類に不備があると、再度手続きが必要になる場合があります。
【3】コンビニでの取得
マイナンバーカードを持っている場合、コンビニ交付サービスを利用して戸籍謄本を取得できる自治体もあります。
◆ 利用条件
- 本籍地の自治体がコンビニ交付サービスに対応していること。
- マイナンバーカードを所持していること。
◆ 利用できるコンビニ
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
◆ 注意点
- 暗証番号が必要です。
- 本籍地の自治体がサービスに対応していない場合、コンビニでの取得はできません。
戸籍謄本の取り寄せにかかる日数は?
戸籍謄本の取り寄せにかかる日数は、申請方法によって異なります。役所の窓口で直接手続きを行った場合は即日交付されますが、郵送申請では数日から1週間程度かかることがあります。近年では、マイナンバーカードを利用したコンビニ交付も可能で、早朝から夜間まで取得が可能です。各自治体によって対応が異なるため、事前に確認することが大切です。
戸籍謄本を県外から取り寄せることについてのまとめ

ここまで戸籍謄本を県外から取り寄せることについてお伝えしてきました。
戸籍謄本を県外から取り寄せることの要点をまとめると以下の通りです。
- 必要な書類を準備し、本籍地の市区町村役場の戸籍課や市民課へ送付する
- 申請してから約1週間~10日程度で手元に届くのが一般的
- 相続手続きでは、被相続人の戸籍謄本が必ず必要になる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


