本記事では戸籍謄本をコンビニで取得できる時間について以下の点を中心にご紹介します。
- 戸籍謄本をコンビニで取得することはできるのか
- 本籍地以外のコンビニでは戸籍謄本は取得できないのか
- 戸籍謄本をコンビニで取得できる時間とは
戸籍謄本をコンビニで取得できる時間について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。
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戸籍謄本とは

戸籍謄本とは、日本人の出生、婚姻、離婚、氏の変更など、人生のさまざまな身分上の出来事を記録した「戸籍」に基づいて、その内容を証明するための書類です。戸籍の原本は、本人の本籍地にある市区町村の役所で管理・保管されています。
近年では戸籍のデータが電子化され、「戸籍謄本」は正式には「戸籍全部事項証明書」と呼ばれるようになっています。ただし、役所や日常の手続きでは、従来通り「戸籍謄本」と呼ばれることも多く、コンビニでの取得サービスなどでは「戸籍証明書」と表記される場合もあります。
呼び方に違いはありますが、「戸籍謄本」「戸籍全部事項証明書」「戸籍証明書」はすべて同じ内容の証明書を指しています。
戸籍謄本をコンビニで取得できるのか?

一部の戸籍謄本がコンビニで取得できるようになっており、時間や場所を選ばずに必要な書類を手に入れることが可能になっています。ただし、すべての人が利用できるわけではなく、いくつかの条件を満たす必要があります。
具体的には、以下の3つの条件をすべてクリアしていることが必要です。
- マイナンバーカード(個人番号カード)を所有していること
通常の通知カードや住民基本台帳カードでは利用できません。 - 戸籍がある市区町村がコンビニ交付サービスに対応していること
自治体によっては、まだコンビニでの戸籍謄本交付に対応していない場合があります。 - 利用するコンビニ店舗が対応していること
店舗内に設置されているマルチコピー機(キオスク端末)が、戸籍証明書の交付に対応している必要があります。
戸籍謄本をコンビニで取得したいと考えている方は、まずは自分の本籍地の自治体がこのサービスに対応しているか、そして利用予定のコンビニ店舗で取得可能かを事前に確認しておくことが大切です。
本籍地以外のコンビニでは戸籍謄本は取得できない?

本籍地とは異なる場所に住んでいる場合でも、本籍地の自治体がコンビニ交付サービスに対応していれば、事前に利用登録の手続きを行うことで、本籍地以外のコンビニから戸籍謄本を取得することが可能です。
戸籍謄本をコンビニで取得できる時間は?

コンビニ交付サービスを利用すれば、原則として毎日午前6時30分〜午後11時までの間に戸籍謄本を取得することができます。平日の日中だけでなく、お昼休みや市役所・区役所の窓口が閉まった夜間や休日でも、自分の都合に合わせて手続きできるのが大きな魅力です。
ただし、一部の市区町村では利用時間に制限を設けている場合があります。そのため、実際に利用する前に、お住まいの自治体または本籍地の自治体の対応状況を確認しておくと安心です。各自治体の利用時間については、公式サイトなどで「提供時間に関する備考」をチェックしましょう。
戸籍謄本をコンビニで取得するメリット

戸籍謄本のコンビニ交付サービスには、時間や場所の利便性だけでなく、セキュリティ面や操作性にも配慮された多くの利点があります。以下に、主なメリットをご紹介します。
- プライバシーに配慮された取得環境
申請から受け取りまでの手続きは、コンビニ店内のマルチコピー機(キオスク端末)を通じて行われます。そのため、窓口のように他人の目を気にする必要がなく、安心して手続きを進めることができます。 - 取り忘れを防ぐことができる
マイナンバーカードや取得した証明書を忘れずに持ち帰れるよう、端末の画面表示や音声案内、アラームなどで取り忘れを防止する仕組みが導入されています。 - 高度な通信セキュリティ
通信には暗号化技術(SSL)を活用し、さらに専用回線を用いた安全なネットワークを通じて情報がやり取りされます。これにより、個人情報の漏洩リスクが大幅に低減されています。 - 証明書の偽造防止対策も万全
発行される証明書は普通紙で印刷されますが、偽造や改ざんを防ぐために特殊な画像処理(けん制文字・スクランブル画像・検出用画像など)が施されています。見た目はシンプルでも、安心して使える工夫が随所に取り入れられています。
戸籍謄本を取得できるコンビニは?

戸籍謄本のコンビニ交付はとても便利なサービスですが、すべてのコンビニで利用できるわけではありません。たとえ本籍地の自治体がサービスに対応していたとしても、店舗にマルチコピー機(キオスク端末)が設置されていることが利用の必須条件となります。
マルチコピー機が設置されている店舗は全国に多数あります。以下では、主なコンビニチェーンでの確認方法をご紹介します。
- セブン-イレブン
セブン-イレブンの公式店舗検索ページでは、「取扱商品・サービス」の欄で「マルチコピー機」にチェックを入れ、地域を指定することで、対象店舗を絞り込むことができます。 - ファミリーマート
ファミリーマートでも同様に、店舗検索ページから「設備・取り扱いサービス」の中の「マルチコピー機」を選択し、エリアを指定することで、対応店舗が一覧で表示されます。 - ローソン
ローソンの検索ページでは、「マルチコピー機」にチェックを入れてから、地図や地域条件で店舗を絞り込むことで、サービス対応店舗を確認できます。 - その他の店舗
セブン-イレブン、ファミマ、ローソン以外にも、一部のスーパーマーケットやドラッグストアなどで、マルチコピー機を設置している場合があります。これらの店舗でも、条件を満たせば戸籍謄本を取得できる可能性があります。
戸籍謄本をコンビニで取得できる時間についてのよくある質問

戸籍謄本をコンビニで取得できる時間についてのよくある質問は以下のとおりです。
コンビニで戸籍謄本を取り寄せる場合どのくらい時間がかかりますか?
コンビニ交付を利用する場合は、基本的に即日で取得することが可能です。マイナンバーカードと暗証番号を使ってキオスク端末で手続きすれば、その場で印刷・受け取りができます。
戸籍謄本をコンビニで取れないのはなぜ?
コンビニ交付は便利なサービスですが、状況によっては戸籍謄本を取得できないことがあります。ここでは、主な原因についてご紹介します。
- 本籍地の市区町村がサービスに未対応
コンビニで戸籍謄本を取得するには、本籍地の市区町村がコンビニ交付サービスを導入している必要があります。対応していない自治体の場合は、コンビニでは発行できませんので、役所の窓口や郵送での取得が必要です。
- マイナンバーカード関連の不備
コンビニ交付にはマイナンバーカードが必要ですが、以下のような理由で利用できないケースがあります。
- マイナンバーカード以外のカードを誤って使用している
- カードが破損している、または読み取り不良がある
- マルチコピー機に正しくカードを置けていない
カードの状態や操作方法にも注意が必要です。
戸籍謄本をコンビニで取得できる時間についてのまとめ

ここまで戸籍謄本をコンビニで取得できる時間についてお伝えしてきました。戸籍謄本をコンビニで取得できる時間についての要点をまとめると以下のとおりです。
- 一部の戸籍謄本がコンビニで取得できるようになっており、時間や場所を選ばずに必要な書類を手に入れることが可能である。マイナンバーカードを取得しておくことが大切である
- 本籍地とは異なる場所に住んでいる場合でも、本籍地の自治体がコンビニ交付サービスに対応していれば、事前に利用登録の手続きを行い取得可能とされている
- 戸籍謄本をコンビニで取得できる時間は、コンビニ交付サービスを利用すれば、原則として毎日午前6時30分〜午後11時までの間に取得できる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。